「ホワッツマイケル」の
このイベントはアパレルブランド・backside of tokyoより、栄喜プロデュースによる「ホワッツマイケル」のファッションアイテムが発売されたことを記念してのもの。栄喜は登場すると「今日は皆さんもそうかもしれないですけど、僕が、楽しみです」と挨拶し、「さっき楽屋で先生と挨拶するやフィーバーして……。ほぼフィーバーしきってきました(笑)」と述べる。小林は「栄喜さんと会うことをFaceBookに書いたら、娘から『なんで教えてくれないんだ』とメールが来まして。『(栄喜の)大ファンだ』と言うんですが、恥ずかしいんで『来るな!』と断りました」とコメント。栄喜は「これで先生のおうちに伺うきっかけができました」と話して会場を和ませた。
まずは栄喜が「ホワッツマイケル」を好きになったきっかけをトーク。自宅から持ってきたというコレクションを披露すると、小林は「俺が知らないやつもありますね」と話して、「あの当時は忙しくて、お任せするから全部やってください、って状態で……」と当時を振り返る。栄喜は「(今回のコラボアイテムでは)これまでグッズになっていないイラストを選んだんです。コアなファンは『栄喜、やるな』と思ってくれるはず」とこだわりを明かした。小林も今回のコラボアイテムを気に入っているそうで、「出版社が読者プレゼントとかで作るグッズって、だいたいダサいんですよ。今回のアイテムはすごく垢抜けてる。ああ、これやってよかったなって」と満足そうな表情。それを聞いていた栄喜も「今の言葉で俺はお腹いっぱいです」と喜びを隠さない。
この日、コラボアイテムを着用してステージにあがった小林と栄喜。栄喜は数あるアイテムの中から「マイケル スラッシュ Tシャツ」を選んだ理由を、「昨日、うちの猫に首のところを(爪で)やられまして、そのまま(服まで)ザーッと」と冗談めかして説明する。話を聞いていた小林は「本当に傷がありますね」と笑い、「俺もね、ヒゲを生やすきっかけになったのも、飼ってた猫に(鼻の下を)深く引っかかれて。ここだけ剃れなくて、しばらくしたら(ヒゲが)伸びちゃって。誰かが『似合う』っておだてたものだから、『じゃあヒゲでいこう!』って思ったのが20歳のとき」と意外なエピソードを明かした。
最初は単発ネタのつもりで描かれたという「ホワッツマイケル」。小林は第1話から主人公のはずのマイケルが死んでしまうことに触れ、「続ける気がない。いかに適当にやってるかがわかりますよね」と笑う。マイケルがさまざまなシチュエーションで活躍するのが同作の魅力のひとつでもあるが、小林は「毎回手探りでしたよ。設定がないから、よく言えばなんでも描けるんだけど、悪く言えば毎回地獄でした」と生みの苦しみがあったことを語った。
猫についてのトークでは、小林が飼い猫のマイブームを紹介。「YouTubeに猫のためのチャンネルっていうのがあるんですよ。鳥とかネズミとかの映像を流してるやつなんだけど、あれが大好きになっちゃって(笑)。家に帰ったら、夜食を食べながらYouTubeを観たりするのが楽しみだったのに、チャンネル権を猫に取られちゃって……。別の動画を観てると怒るんです。仕方ないから俺はスマホでYouTubeを観てます」と話して会場を笑わせる。栄喜も飼い猫が子供を産んだことをきっかけに、ほかのバンドマンと仲良くなったエピソードなどを披露。参加者から寄せられた「猫になったら誰に飼われたい?」という質問には、栄喜が「深キョン」、小林が「マーカス・ミラー」と答えていた。
実はベーシストとしても活動している小林。この日、小林からCDをもらったという栄喜は「早く帰って聴きたい」と興奮気味で、「写真を見るだけで上手なのがわかる!」と会場にCDを見せて回る一幕も。今後、2人がミュージシャンとしてコラボレーションする機会もあるかもしれない。
栄喜と「ホワッツマイケル」のコラボアイテムは、backside of tokyoのオンラインストアほかにて販売中。なお小林のCDもAmazon.co.jpで購入可能だ。
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Simona Stanzani 詩文奈 @simona_com
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