総合不動産サービス事業と、クリーンエネルギー事業に取り組む企業・いちご株式会社の子会社として立ち上げられたいちごアニメーションが製作を手がける本作。発表会では押井総監督と監督の
押井総監督は本作の成り立ちについて、「(北米で2015年、日本で2016年に公開された)『ガルム・ウォーズ』っていうSF映画を撮る1年くらい前に企画した作品で、ようやくアニメ化にこぎつけました。自分の中ではシリーズものはもうやらないって決めていたんですけど(笑)、『映画よりもシリーズのほうが仕事として面白い』と気づいて。『やりたい。やりたい』と言っていたらやらせていただけることになったんです。まずは(監督をやってもらえるように)西村くんを口説き落としました」と回想する。押井総監督による脚本が全12話分できあがっていることが明かされると、西村監督は「ひたすら危ないシナリオです(笑)。押井さんは『コンテはまだか?』って言い始めてまして、これから私が涙を流しながらコンテを描くところです」と進捗状況を説明した。
その後、司会者から「ぶらどらぶ」が「吸血鬼の少女と彼女を匿うことになった女子高生を中心に展開されるドタバタコメディ」であることが発表されると、押井総監督は「(劇中には)男の子もいるにはいるんですが、イケメンみたいな子はいなくて、基本的には女子高生の女の子しか出てきません」と宣言。少女の物語を描く理由について「これまでアニメーションではおじさんとおばさん(が出てくる作品)ばかりやってきたんで、女の子を扱うことってあんまりなくて(笑)。ボーイ・ミーツ・ガールではなく、ガール・ミーツ・ガールのような女の子たちの物語を真面目にやりたいと思ったんです。ただ真正面からやるのは私には無理なので、ドタバタあり、バイオレンスもありという作りにしました」と語った。
また押井総監督は本作のターゲットについて、「男の子にも観てほしいですが、基本的には女の子に観てほしいなと思っています」とコメント。さらに「(アニメを制作する)メンツが『うる星やつら』を一緒に作っていた頃のオールドボーイなので、50歳から上のお父さんたち、親父たちにも面白がってもらえるかなとは密かに思っています。でもメインは女の子です」と意気込んだ。
最後に押井総監督は「おっさんたちが寄ってたかって作る女の子の話というのも、なかなか面白いものになるんじゃないかなと思っています。私は基本的には脚本までで、あとは音響の仕上げとか美味しいところしかやっていない。大変なところは全部西村くんにお願いしています」とニヤリと笑ってみせる。続いて西村監督は「ということで、一番大変なところを引き受けています。押井さんもそうですけど、私もそこそこいい歳で失うものは残っていないので、変に引いてみたり、後ろを向いたりしないで勝負賭ける気概でやっていきたいです」とアピールした。
このほか本日のイベントでは、
「ぶらどらぶ」
スタッフ
原作・総監督:
監督:
キャラクターデザイン:新垣一成
脚本:押井守・山邑圭
音楽プロデューサー:Daisuke'DAIS'Miyauchi
制作:株式会社コミックアニメーション
アニメーション制作:株式会社ドライブ
アニメーション制作協力:株式会社プロダクション・アイジー
製作:いちごアニメーション株式会社
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