「明治浪漫綺話」は、吸血鬼を題材に描く明治ファンタジー。武家華族の分家・日与守家に引き取られた芸子の娘・十和は、お嬢様が通う華族女学院に入学する。物語は、優雅な同級生たちに物怖じしながらも学業に励もうとする十和が、イギリスからやって来た講師・ハワードと出会ったことから動き出す。
「それでも僕等は言葉を隠す」は、家庭の事情で引っ越して行った少女・おとわと、彼女に思いを寄せる男子・時雨の物語。大祭りの準備で活気づく中、おとわと母親が村に帰ってきたことから物語は始まる。
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