すでに映画を鑑賞したという芦田は、同作の映像美に触れながら「水が生きているみたい。その映像に音楽が加わることでお互いを引き立てあって、作品の命を感じた」と感想を語る。久石譲が手がけた音楽について、渡辺監督は「個人的に大ファンでしたので、ダメ元でお願いしたところ、作品世界にすごく共感してくださって」とオファー当時を思い返し、「新しい形の映画音楽の在り方になっていると思うので、音楽のほうにも注目していただければ」と期待を煽った。
石橋は、鑑賞後に「言葉では表現しきれない感覚になった」と述懐。「頭で考えるより心で感じる作品だなと思います。風を感じたり、海の香りを感じるくらい風景がとても素敵」と説明した。「観た後は圧倒されて言葉が出なかった」と話すのは浦上。「先日たまたま海の前を通ったときに、映画で観たことが起こっているかもしれないという想像が頭をよぎりまして。壮大なテーマではあるんですが、僕たちの日常の片隅で起こっているんじゃないかと思うくらいのリアリティを感じる作品」と考えを巡らせた。
また森崎は「劇場で観なかったら本当に損。ぜひ劇場で映像美、音楽の奥行きを体感していただけたら」、田中は「原作を拝見したときに僕の中の好奇心が動いた。こういうところに僕を呼んでくれた気持ちがうれしくて、ほろほろと泣くような気分でした」とそれぞれコメントした。
さらに会見では、米津玄師が手がけた主題歌「海の幽霊」が流れる予告編を公開。渡辺監督は「すごい主題歌ですね。聴かせていただいたときは胸が熱くなった」と明かす。芦田も作中に登場するセリフに通じるかのような歌詞に触れ、「米津さんの曲がすごく心に響きました」と自身の思いを述べた。
最後に芦田は「きっとご覧になられた皆さんそれぞれに感じることがあって、それは違うと思いますし、違っていいんだと思います。明確な答えを求めるのではなく、体全体で感じたことを大切にしていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。
劇場アニメ「海獣の子供」は6月7日に全国公開。
映画「海獣の子供」
2019年6月7日(金)全国ロードショー
スタッフ
原作:
監督:
音楽:久石譲
キャラクターデザイン・総作画監督・演出:小西賢一
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:「海獣の子供」製作委員会
配給:東宝映像事業部
キャスト
安海琉花:
海:
空:
アングラード:
安海正明:稲垣吾郎
安海加奈子:蒼井優
先生:渡辺徹
ジム:
デデ:富司純子
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リンク
- 「海獣の子供」公式サイト
- STUDIO4℃ 公式サイト
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今日の会見で
海の幽霊が流れる予告編を解禁!
https://t.co/QVrz9PVG0d