STUDIO4℃手がける映画「海獣の子供」予告編、久石譲「かなりチャレンジをした」

五十嵐大介原作によるアニメ映画「海獣の子供」の予告編が公開された。

五十嵐が月刊IKKI（小学館）で連載した「海獣の子供」は、中学生の少女・琉花がジュゴンに育てられた兄弟・海、空と出会ったことから始まる物語。映画では監督を渡辺歩、キャラクターデザイン・総作画監督・演出を小西賢一が担当する。予告編ではSTUDIO4℃が手がけるダイナミックな海の映像をはじめ、久石譲による音楽、芦田愛菜演じる琉花らのキャラクターボイスを楽しむことができる。

併せて久石からのコメントも到着。「全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います」と本作への意気込みを明かしている。映画「海獣の子供」は6月7日公開。

久石譲コメント

この映画の面白さは、ストーリーとして予測出来ないところにあります。哲学的であるとも言えます。全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います。宇宙の記憶の息遣い、生命の躍動感など観る人のイマジネーションを駆り立てる作品です。音楽と映像によって観る人の感覚が開放されて楽しめることを期待します。