対話型AIサービス「東京ツミタテ娘」の記者会見が、本日4月4日に東京証券取引所にて行われた。
「東京ツミタテ娘」は、
本サービスのコンテンツとして、お金の運用方法などについて倫子、タラちゃん、レバちゃんとの“チャットストーリー”形式で学ぶ「幸せを掴む!おカネの話」、タラちゃん、レバちゃんがチャットでお金の知識を教えてくれる「タラレバにきけ!」の2つのメニューを用意。またAIとの対話サービスで使用する経済用語については、東京証券取引所リテラシーサポート部が監修を務めている。
本日の会見には丸井グループ上席執行役員の青木正久氏、ソニー・ミュージックエンタテインメントコーポレートビジネスマーケティンググループ本部長兼PROJECT Samantha取締役・野田由紀氏、emotivE代表取締役兼PROJECT Samantha代表取締役・結束雅雪氏と、プレゼンテーターとしてタレント・モデルの結が登場した。青木氏は「東京ツミタテ娘」の取り組みについて「豊かで幸せな社会にはお金が大事。でも20代の6割が将来のお金に対する不安を持っている。かつ多くの若い方が、お金の不安を解消するための投資、資金運用についての知識が少なく『難しそう』『怖そう』といった心のハードルゆえに一歩が踏み出せないでいる。そういった心のハードルを丸井グループとして下げるお手伝いをしたい」と思いを語る。
また東村の「東京タラレバ娘」を起用した理由について、青木氏は「丸井グループでは、3年前にアニメ事業部を発足しました。店舗でのグッズ販売、コラボレーションカードなど、多くの方に喜ばれてきました。そんな中で、将来に対して不安を持つお客さんの層と(アニメファンの層が)似ていることに気付きました」と明かす。将来への不安を持つ若者への手助けとして、アニメの力を借りれないかと考えていたところ、アニメ事業部内の若い女性スタッフから「東京タラレバ娘」とのコラボレーション案が出たという。そして作品の中で、キャラクターたちが将来に不安を抱えながらも明るく前に進んでいく姿が、丸井の姿勢と合致していると考え東村にオファー。今回のコラボレーションが実現したと語った。
そしてAIとエンターテイメントの融合に力を入るべく設立されたPROJECT Samanthaについて、野田氏は「ビジネスのベースになるのは、さまざまなキャラクターをAIを使ってお喋りさせること」と説明。キャラクターAIの開発・プロデュースに加え、それらを活用したプロモーションなどAIを活用したビジネスのサポートを行うという。そのAI技術を持つemotivEの結束氏は「『東京ツミタテ娘』では、キャラクターと対話したいというご要望を含め、お金に関する対話、証券・投資に関する用語の質問に答える、ちょっとしたお友達として会話を楽しむ、雑談を交わすことで心を近づけていくような仕掛けを入れています」と語った。
さらにステージにはタラちゃん、レバちゃんが登場。結が実際に「東京ツミタテ娘」のチャット機能のデモンストレーションを行った。最後に青木氏は「『あのときこうしてたら』『こうしていれば』とならないように『東京ツミタテ娘」がお役に立てればと思います」と語り、会見を締めくくった。
また本サービスの開始に併せて、明日4月5日から4月21日まで、東京・有楽町マルイイベントスペースにて、「東京タラレバ娘展」を開催。カラーイラストやネームなどが展示されるほか、東村の描き下ろしイラストを使用したオリジナルグッズを販売するほか、「東京ツミタテ娘」のAIを体験できるブースも用意される。またイベント期間中には、東京証券取引所によるセミナー「有楽町マルイ限定・出張マネ部」も実施される。なお新シリーズとなる「東京タラレバ娘 シーズン2」が、4月25日発売のKiss6月号(講談社)より連載開始。
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