「この音とまれ!」“パッション型”種崎敦美に内田雄馬「熱さを伝染させてくれる人」

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アミュー原作によるTVアニメ「この音とまれ!」の先行上映会が、去る3月31日に東京・TOHOシネマズ新宿で開催された。

アニメ「この音とまれ!」先行上映会の様子。左から石谷春貴、内田雄馬、榎木淳弥、種崎敦美、蒼井翔太。(写真:MASA)

アニメ「この音とまれ!」先行上映会の様子。左から石谷春貴、内田雄馬、榎木淳弥、種崎敦美、蒼井翔太。(写真:MASA)

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アニメ「この音とまれ!」先行上映会の様子。(写真:MASA)

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本日4月6日よりTOKYO MX1、BS11にて放送開始されるアニメ「この音とまれ!」は、廃部寸前だったとある高校の箏曲部を舞台にした青春もの。イベントでは第1話と第2話が上映されたのち、久遠愛役の内田雄馬、倉田武蔵役の榎木淳弥、鳳月さとわ役の種崎敦美、神崎澪役の蒼井翔太が登壇。またMCとして足立実康役の石谷春貴が進行を務めた。

アニメ「この音とまれ!」第1話より。

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アニメの仕上がりについて、内田は「収録のときもかなり絵ができていたんですけど、(完成したアニメは)さらに動きを増していて」と感想を述べる。また蒼井が「心情の描写を水彩で表現していて、素敵だなって」と語ると、榎木も「もう青春の感じが眩しくて眩しくて……(笑)。しっかり見ましたけど、僕には眩し過ぎました」と語り、観客を笑わせた。

アニメ「この音とまれ!」第1話より。

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石谷からキャラクターの役作りについて問われると内田は「原作を読んでいる人にはわかってもらえると思うんですけど、心の動きを繊細に描いている作品なので、あえて大仰にしないというか、自然に演じようと心掛けました」と回答。続く榎木は「やっぱり原作のある作品をアニメ化するときって、完全に原作通りというわけにはいかないので。アニメならではの表現があるからこそ、アニメにする意味がある。特にアニメだからこそ伝わるテンポってあると思うんです。だから雄馬くんのセリフをよく聞くようにしていました」と明かした。

アニメ「この音とまれ!」先行上映会の様子。(写真:MASA)

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一方の種崎は、普段からあえて役作りを固めずにアフレコに挑むと話し、「私、キャラクターって周りのキャラクターに作ってもらうものだと思うので。現場に行って、まず相手のセリフを聞いて、周りの方との息を合わせるのを大事にしてます」と独特の話口調で持論を展開する。そんな種崎について、内田は「さとわは作中でも重要な存在ですが、皆さんご存知の通り(種崎は)パッション型で(笑)、熱さを伝染させてくれる人。僕らも種崎さんから出てくるものを、どう捕まえるかっていうのが大事だと思ってます」と述べる。そして今後登場するキャラクターの神崎を演じる蒼井は「僕はまだアフレコに参加していないんですが、澪くんも、皆さんが演じられるキャラとは違ったオーラ、独特の感性を持っている子。それゆえに、いろいろと思うところがある子だと思うので、皆さんに愛していただけるように演じたいです」と意気込みを語った。

アニメ「この音とまれ!」第1話より。

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印象に残っているシーンについて話が及ぶと、内田は細谷佳正が演じる高岡哲生とのシーンを挙げ「愛が、ケンカに明け暮れていた生活をしていてもなお心根の優しいところを持ってるのは、周りに素敵な人がいるからだと思うんですよ。それはやっぱり哲生だったり周囲の優しさに触れているからだなって。愛の周りの人を見ると、彼が優しい部分をもっている理由がわかる。特に哲生とのやり取りには、それが表れているなって」と述べる。また石谷がさとわが猫をかぶっているシーンを挙げると、種崎は「『別人ぐらい変えていいですよ』ってディレクションをもらって。自分が思っている以上の落差が出せたらなって」と振り返る。その言葉に、内田と榎本が「みんな『うえ!?』ってなったよね(笑)」「いい感じだった。BGMも合ってた(笑)」と笑いながら顔を見合わせていた。

そしてイベントの終盤には追加キャストが発表に。久遠源役を金尾哲夫、倉田武流役を花江夏樹、真白役を朝井彩加、久遠衣咲役を水樹奈々が務めることがスクリーンに映し出されると、観客からは歓声が上がった。さらにアニメのオープニングテーマも担当する蒼井はその楽曲である「Tone」について「みんなの青春を詰め込んだ曲。オープニングということで、彼らの背中を押せたらいいなという思いを込めました」とコメント。さらに「お箏は3本の指で弾くので、MVではこんな感じで踊っております」と、3本の指を使った振り付けも披露した。またエンディングテーマ「Speechless」を歌唱する内田も「箏曲部のメンバーはまっすぐで不器用な子が多いので、言葉を超えて音で相手の気持ちを感じたり、心を音楽で感じられるようなニュアンスを入れ込みました。エンディングを聴くことで、『来週も楽しみだな』っていう気持ちになってくれたら」と思いを明かした。

最後の挨拶で、種崎は「原作読まれている方ー?」と観客に問いかける。たくさん上がった手に笑顔を浮かべると「仲間ですね。私も原作が本当に大好きで……。みんなが同じ方向を向いて作品を作っているので、我々の気持ち、熱量が届けられたら」と本作へ込めた思いを伝える。続く榎木が「誠心誠意、アフレコさせてもらっているので、何も言うことはございません! もうスピーチレス状態(笑)」と、内田の「Speechless」に掛けたコメントをすると、内田は楽しそうに「ありがとう!」と返す。さらに榎木は、蒼井の「Tone」に掛けて「本当に声のトーンも変わるくらい一生懸命収録しているので(笑)。あとは見ていだければ伝わると思います!」と続けると、蒼井も「ありがとうございます(笑)」と笑いかけた。そして内田が「青春のキラキラした思いや、心の中にある言葉にできない思いを形にしてもらえるような作品。ぜひ、原作もアニメも観ていただいて、皆さんの青春の1つになれたらいいなと思います」と挨拶し、イベントを締めくくった。

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TVアニメ「この音とまれ!」

放送情報

TOKYO MX1、BS11:2019年4月6日(土)より毎週土曜25:00~
AT-X:2019年4月8日(月)より毎週月曜22:00~(リピート放送:毎週水曜14:00 / 毎週土曜6:00 / 毎週日曜6:00)
とちぎテレビ:2019年4月10日(水)より毎週水曜23:00~
WOWOW:2019年4月10日(水)より毎週水曜24:00~(全話無料放送)

配信情報

FOD:初回配信2019年4月6日(土)25:00~

スタッフ

原作:アミュー(集英社 / ジャンプSQ.連載)
監督:水野竜馬
シリーズ構成・脚本:久尾歩
キャラクターデザイン:山中純子
総作画監督:山中純子、小林利充
アニメーション制作:プラチナビジョン

キャスト

久遠愛:内田雄馬
倉田武蔵:榎木淳弥
鳳月さとわ:種崎敦美
高岡哲生:細谷佳正
足立実康:石谷春貴
堺通孝:古川慎
水原光太:井口祐一
来栖妃呂:松本沙羅
滝浪涼香:浪川大輔
神崎澪:蒼井翔太
久遠源:金尾哲夫
倉田武流:花江夏樹
真白:朝井彩加
久遠衣咲:水樹奈々

※種崎敦美の崎は立つ崎が正式表記。

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(c)アミュー/集英社・この音とまれ!製作委員会

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アニカンドットジェイピー @anicanjp

この音とまれ!:TVアニメ4/6深夜放送開始。“パッション型” 種崎敦美に内田雄馬「熱さを伝染させてくれる人」。3/31先行上映会レポート - コミックナタリー https://t.co/bdlyNtdlgO

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