「【Netflix × bones × anima × david production】<ネトフリアニメ部出張版#2>」と題したステージイベントが、本日3月24日に東京・東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2019」のNetflixブースにて行われた。
ステージには株式会社bonesの南雅彦代表取締役、株式会社animaの笹原晋也代表取締役、株式会社david productionの梶田浩司代表取締役社長といったアニメ制作会社の代表者が登壇。これらの会社と縁がある声優として
bones、anima、david productionの3社がNetflixと業務提携を結んでいることから、トークは「NETFLIXとの未来」というテーマからスタート。bonesの南代表が「“包括的”業務提携だから、細かい契約と言うよりは、一緒に新しいアニメーションを作っていこうという趣旨です。通常のTVシリーズでできないような表現とかストーリー、ドラマを、Netflixさんとなら作れるんじゃないかと感じています」と話すと、animaの笹原代表も「よい作品作りがとてもしやすい環境ができたので、それがすごくよかったです」と続ける。david productionの梶田代表も「配信なら枠、長さに縛られない。作品の作り方やストーリーの考え方もいろいろできる」とそれぞれに感じているメリットを述べた。
小野は「いつでもどこでも見られるのがいいですよね。僕は大体お風呂で見たり、新幹線とか移動中に見たり。作品も尽きないですし、ずっと見てますね」とNetflixとの付き合い方を語る。諏訪部は過去の作品がアーカイブされていることに触れ、「出来はいいのに人気が出なかった作品が、時間経ってから火がついて、ブームになったりする可能性もある。丹精込めて作った作品が埋もれずに済む。そういった部分もすごくいいと思う」とコメントした。
続いて話は、3社が制作を発表しているNetflixオリジナルアニメのことに。bonesの南代表が「スーパー・クルックス」、animaの笹原代表が「オルタード・カーボン:リスリーブド」、david productionの梶田代表が「スプリガン」を紹介していくと、諏訪部と小野が「出るチャンスはありますか?」「原作読んでおきます」「アフレコはいつですか?」と猛アピール。会場の笑いを誘った。
後半の企画コーナーでは、諏訪部と小野が「NETFLIXが完全オリジナル作品を発表、あなたはどんな作品にしたい?」というお題でプレゼン対決。先行の諏訪部が「同じ脚本を使って、制作会社ごとに作品を作ってみるのはいかがでしょうか」と提案すると、観客もしきりに頷き拍手を送る。一方、後攻の小野はアニメの“引き”に注目し、「来週への“引き”に焦点を当てたアニメを作りたい」「タイトルは『すべては“引き”』」と熱弁。判定員となった3社の代表が、満場一致で「小野」の札を挙げると、小野は意外そうに「えっ、嘘? 勝った!」と立ち上がる。bonesの南代表はその理由を「小野さんがよかったわけじゃなくて、制作会社を比べるのはやめてほしい」と苦笑い。諏訪部も「確かに、僕らも同じ役を別の声優がやって比べられるのは嫌ですからね」と頷いた。
最後に小野は「制作会社さんの裏側や努力のお話を聞けて楽しかったです。自分の芝居を磨いていけたらいいなと改めて思いました」と挨拶。諏訪部は「出演作品もたくさんNetflixで配信されているので、観ていないものがあったらチェックしてください」とメッセージを送った。
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