公開初日を迎え、上白石は「公開されたんだなあ……と、まだまだふわふわとした気持ち」と緊張した表情を見せる。「今朝はご飯がひと粒も入らなくて、今もめちゃくちゃ胃が痛いんです。本当に、ほんっとうに緊張しています! もうなんか、今日は立っているだけで精一杯みたいな感じです」と今日までの間、プレッシャーと不安を抱えていたことを明かした。杉野も「どの作品でもそうなんですが、公開初日を迎えるのは緊張する」と上白石同様に心境を述べながら、「さっき宣伝プロデューサーさんが、『昨日は緊張して30分しか寝れませんでした』とおっしゃっていて。その感情を共有してくれるチームでよかったと純粋に思いました」と同作へかける思いを口にした。
横浜が観客へ「皆さんどうでしたか?」と感想を問うと、会場からは大きな拍手が贈られ、「カッコよかったー!」との声が飛ぶ。その声にうれしそうな表情を浮かべた横浜は「どの作品でもそうなんですが、原作の実写化だと、やっぱりすごくプレッシャーや責任感がある。無事に公開を迎えることができて幸せな気持ちでいっぱいです」と今日を迎えた喜びを語った。川村監督は「萌音ちゃんが座長で本当によかった」と口にしながら、「撮影中に3人が悩んでいて、ぶっちゃけた話をしようよという話になって」と、キャスト3人とともにロケ地である夜の体育館で会談を行ったことを思い返した。
司会に「ベスト胸キュンシーン」を問われた上白石は、悩みながらも「全部なんですよ。私にとってはおふたりが私の顔を見てるってだけで、もう『本当にごめんなさい!』なんです。一体何人がこの役をやりたいだろうと思うと……」と素直な気持ちを述べると、客席からは笑いが漏れつつも、思わず「うんうん」という声が上がる。そんな観客に再度謝りつつも、「『おかえり』っていうセリフが多かったんです。『おかえり』って言うたびに自分の心がポッと熱くなるような感覚がありました」と自身が演じたうえでの胸キュンシーンを挙げた。
またイベントではキャスト陣から観客へ“胸キュン体験”をプレゼントするコーナーも。上白石は客席へサイン入りボールを投げ入れようとするも、思わず豪速球をお見舞いしてしまい、会場からは笑いが巻き起こる。続く横浜は壁ドン、杉野はバックハグをくじで選ばれた観客へ披露し、客席から黄色い悲鳴が上がった。舞台挨拶の最後には、上白石が「この作品のヒロインは、ご覧になる皆さんだと思っています。どうか葵に自分を重ねて、キュンキュンしていただきたいです。この春休みは、“ドンしてキュンして”盛り上がっていただければ」と挨拶し、イベントの幕を閉じた。
映画「L・DK ひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。」は、女子高生の西森葵と、学校一のモテ男でツンデレな葵の彼氏・久我山柊聖、柊聖のいとこ・久我山玲苑の同居生活を描いたラブストーリー。原作は2009年から2017年まで別冊フレンド(講談社)にて連載され、単行本は全24巻が発売されている。
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