「柔侠伝」は日露戦争の勝利祝賀にわきかえる明治38年6月、“打倒・講道館柔道”という父の遺訓を胸に上京した19歳の柔術家・柳勘九郎を描く物語だ。バロン吉元の画業60周年を記念した今回の新装版では、雑誌掲載時のカラーを再現。描き下ろしを含むカラーイラスト10点や墨絵4点、
なお東京・弥生美術館では、3月31日までバロン吉元の企画展「画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」を開催中。トークイベントやサイン会も行われる。詳細は弥生美術館の公式サイトにて確認を。
鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)コメント
「自分のベッドの傍に置いてある本の中で、漫画はバロンさんの作品だけです。自分の生きるスタンスをどこに置くべきか悩んだ時期に『柔侠伝』に描かれている生き方が大きなヒントになりました。ヤクザも学生も夜の女たちも、皆が同じ空気を吸っている。世界が分断されていない。その中で主人公が見せるリアルな明るさというのは、『前向き』というのとは違って、いつも『今、ここに生きている』姿です」
※「柔侠伝」の侠は旧字が正式表記。
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- 弥生美術館・竹久夢二美術館
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山田参助 @sansuke_yamada
バロン吉元「柔侠伝」雑誌掲載時のカラーを再現した新装・新編集版、上下巻で登場 - コミックナタリー https://t.co/j1vWZhCm5c