RPGゲーム「ドラゴンクエスト」が、フル3DCGアニメにて映画化。8月2日より、全国東宝系にて公開される。
映画のタイトルは「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」。1992年に発売された「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」のストーリーを原案に、「STAND BY ME ドラえもん」や「DESTINY 鎌倉ものがたり」で知られる
堀井雄二と山崎貴総監督のコメントが到着。4年前にオファーを受けた際には、ゲームの映画化は無理だと断ったという山崎総監督が、制作側の熱いアプローチに応え3年半前から制作を開始した話や、堀井が山崎総監督の過去の作品を観て感動していたため、今回山崎総監督率いるチームに制作してもらえると決まって期待が膨らんだ話などが披露された。
「ドラゴンクエスト」は1986年にファミリーコンピュータ用ソフトとして第1作が発売されて以来、現在シリーズ累計の出荷・ダウンロード販売本数が7800万本を突破している日本を代表する国民的RPG。
堀井雄二コメント
いまから30年前に「ドラゴンクエストIII」が社会現象を巻き起こしたとき、漫画化や映画化のお話がいくつか来ましたが、ゲームとしてのお話をそのまま別の形で表現しても面白さに欠けるだろうと思って断ったことがありました。それから時間が経ち、ゲームの表現も増え、「ドラゴンクエストIV」以降はキャラクターを立てストーリー性をさらに重視したことで気持ちに変化が現れました。作品に対して思い出もいっぱいあるので、追体験が出来る映画化もアリかもしれないと思っていた頃にこのお話が来たのですが、山崎総監督率いるチームの方々に作ってもらえると聞いて凄く期待しました。最近ラッシュと呼ばれる完成前の映像を視聴しましたが、しっかりとポイントポイントを押さえているし、山崎総監督自身の捉え方もあってすごく見応えのある映画になったと思います。「ドラゴンクエストV」では、“親子三代にわたって魔王を倒す”ということと“結婚相手を選ぶ”というゲームなのに本気で悩んでもらうという二つを物語の柱にしていました。一人の人間が子どもから青年へと成長し、そして親となり、自分の子どもが魔王を倒すという人生そのものを描きました。映画とゲームでは違っている部分もあるけれど、それがこの「ユア・ストーリー」というタイトルにハマっていると思います。昔からドラゴンクエストを愛してくれているファンの方にも観てもらいたいですし、まだドラゴンクエストを知らない人にも観てもらってゲームに触れてもらえたら嬉しいですね。
山崎貴総監督コメント
4年前に最初にオファーを受けた時は、ゲームと映画は似ているようで実は凄く違うメディアなので、正直無理だと思い断りました。でもちょっといろいろ試しているうちに映画として勝負できる手を思いついて、3年半くらい前から動き始めました。いつもオリジナルの物語がある作品のCG映画を作る時は“理想的な実写化”を目指しています。今回もしっかりと映画であり、しかもまごう事なきドラゴンクエストであるというところを目指していきたいと思っています。皆さんの中にそれぞれのドラゴンクエストがあると思うので、最適解を見つけだせるよう沢山のドラゴンクエストファンに取材しました。皆さん凄く真剣に語ってくれるので、それが励みにもなりつつ、こんな熱量の人たちを相手にしなくてはいけないのか……と少し恐ろしくもなりました(笑)。「ドラゴンクエストV」の中には人生そのものが描かれています。ですから僕はこの作品を青春映画にしたいと思っています。それから是非ドラゴンクエストに触れたことがない人たちにも観てもらいたいです。この映画で「こんなに凄い世界があるんだ!」と感じてもらい、この映画をきっかけにゲームに触れて頂く。そんな“ドラゴンクエストワールドへの入り口”の役目も果たせたら嬉しいです。
「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」
原作・監修:堀井雄二
音楽:すぎやまこういち
総監督・脚本:
監督:
製作:2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会
配給:東宝
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- 『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』公式 (@DQ_MOVIE) | Twitter
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