イベントには北条をはじめ、冴羽リョウ役の
北条は「シティーハンター」の連載が始まった当初について「僕がまだ『キャッツ・アイ』を連載している1983年のことなんですけど、45ページの読み切りを描くことになりまして。その主人公を誰にするかと考えたときに、『キャッツ・アイ』の準レギュラーである、ねずみというひょうきんなキャラクターが自分としては非常に動かしやすかったんです。こういう男を主人公にしたガンアクションものでも描いてみるかっていう、軽い気持ちから生まれたのが冴羽リョウです。割と人気があったので、1984年にもう1作描くことになって。その後『キャッツ・アイ』が終了して、誰がいうともなく『次はシティーハンターでしょ』ということで1985年に連載が始まったんです」と回想。徳井が「ドンピシャの世代ですよ!」とテンションをあげると、北条は「今回の映画はファンに対する恩返しという気持ちもありますし、どれだけ若い人が観てくれるかということにも非常に興味があってドキドキしています」と心境を明かした。
神谷はオファーを受けたときのことを「びっくりしたのとうれしさと、あと不安も襲ってきました」と振り返り、「当時のように表現することができるだろうかと。でもうれしさが勝って、1年かけて今できるベストのリョウちゃんを作りました」と述懐。伊倉は当初は不安だったという神谷の言葉に同意しつつ、「スタジオに入ってみんなの顔を見たら『あら? 大丈夫かも』って。思いっきり暴れさせていただきました」と語る。一龍斎からは「冴子が大好きなんです。同じメンバーでやろうって言ってくださった神谷さんに感謝ですよね」とコメント。小山は「皆さん本当に声が変わってなかったですけど、美樹はちょっと大人になっちゃったかも(笑)」と謙遜しながら、「まりえちゃんがすごくよかった!」と飯豊を称賛した。
また北条は映画について「これは昔のまんまの『シティーハンター』です」とアピールしつつ、「『このセクハラの時代に、こんな映画を作っちまったよ、俺たち。どうすんの?』みたいな気持ちがありますね(笑)」という言葉が。「『時代の空気読まんかい!』って!(笑) そうとう危険な映画なんですよ!」と香のセリフを引用しながら笑いを誘い、イベントは幕を閉じた。
※冴羽リョウのリョウは、けものへんに「僚」のつくりが正式表記。
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