「プリティーライブ」念願のセインツ初ステージ、ドロマゲドン・ひ新曲も

TVアニメ「キラッとプリ☆チャン」をはじめとする「プリティーシリーズ」のライブイベント、「み～んなでキラッとプリティーライブ2018」が本日12月9日に千葉・幕張メッセにて開催された。歴代キャストから総勢29名が出演し、全34曲を披露したボリュームたっぷりのライブ。本記事では昼公演のレポートをお送りする。

ライブは「キラっとプリ☆チャン」のオープニング主題歌、Run Girls, Run！の「キラッとスタート」で元気よく幕開け。続くわーすたがキャッチーな楽曲「プリティー☆チャンネル」で満員の会場を盛り上げたあと、モニターにはオープニングムービーが流れ出す。ファンからそれぞれのキャラクターに歓声が送られる中、「プリティーリズム」シリーズの主人公、あいら・みあ・なるが映し出されると、ひときわ大きな歓声が上がった。

プリパラアイドルのトップを飾った楽曲は、そらみドレッシングの「Memorial」。らぁら役の茜屋日海夏ら6人は満面の笑顔で美しいハーモニーを聞かせ、間奏では「かしこま！」をはじめとしたキャラの口癖で客席を沸かせる。続くライブ前半は、みれぃやシオン、ゆいといった各アイドルのソロ曲が間髪入れずに代わるがわる披露され、トロッコでステージだけでなく場内を巡り、会場中のテンションを上げていった。さらにアロマゲドン、らぁら・ゆい、あんな・さらといったデュオの楽曲が披露されたあと、この日唯一の男性アイドルとなるWITHが登場。レベルアップしたパフォーマンスとセクシーでダンサブルな楽曲で会場の空気を一変させ、観客の視線を釘付けにした。

後半はグループ、チームでのライブが続く。プリ☆チャンアイドルのメルティックスターとミラクル☆キラッツは、それぞれ最新曲を初パフォーマンスし、進化するグループの魅力を見せつける。一方「プリパラ」勢は、各チームの結成を振り返るムービーとナレーションでファンの涙を誘った。中でもマイ☆ドリームは色違いのチェック模様をあしらったお揃いの新衣装をお披露目。さらにしゅうか役の朝日奈丸佳とファララ役の佐藤あずさを加えて、今の時期にぴったりの楽曲、「ラッキー！サプライズ☆クリスマス」を賑やかに歌った。

ここで場内に突如響いたのはドロシーの声。「ドロシーのための新曲だよ！」という声に観客がどよめく中、王冠をかぶって現れたドロシー役の澁谷梓希に続き、ステージにはあろま役の牧野由依、ひびき役の斎賀みつきも登場。なんと「プリズムストーンドリームチーム選抜総選挙」のベスト3によるスペシャルユニット、ドロマゲドン・ひによる新曲「スター☆ア・ラ・カルト」が披露された。曲中にはセリフも盛り込まれ、ドロシーとあろまが「どちらが観客を盛り上げられるか」で熱く競い合う中、それをひびきが傍観するという一幕も。3人の個性がそのままに合体したような楽曲に、客席は爆笑と興奮に包まれた。

そしてライブ終盤、「とってもハピラキ！」「みんなの笑顔がいっちばーん！」「みんなに会いたいっていうお願いが叶って、とってもハピなる！」と懐かしい口癖を交えたナレーションに客席が沸き立つ中、春音あいら役の阿澄佳奈、上葉みあ役の大久保瑠美、彩瀬なる役の加藤英美里が3人揃ってステージに登場。「ここだけの特別な時間を届けます！」と呼びかけると、あいらの「Dream Goes On」、みあの「Dear My Future ～未来の自分へ～」、なるの「ハート▼イロ▼トリドリ～ム」の3曲をそれぞれがボーカルを取りつつ、3人揃ってのダンスも披露した。歌い終わると3人は「私たち、セインツです！」と挨拶し、「やっと皆さんにお会いすることが叶いました！ ありがとうございます！」と一礼。それぞれ久しぶりの「プリティーシリーズ」のイベントへの参加、初となるセインツとしてのステージへの感慨を口にする。

そして阿澄が「私たちセインツがずっと一緒に歌うことを夢見ていた6人と、ここにいるすべてのプリティーアイドルと一緒に、この曲を歌いたいと思います」と述べ、口にしたタイトルは「Make it!」。そらみスマイル、ドレッシングパフェが加わり、9名での「Make it!」の初披露に、会場のテンションは頂点に達した。

最後は29名の全出演者がステージに勢揃い。「オールアイドル組曲 プリシャス♪」を歌いながら、一言ずつ挨拶が行われた。斎賀は「憧れてやまなかったセインツにやっと会えて、ひびきさんも幸せだったと思います」とコメント。茜屋も「憧れのセインツの皆さんと一緒にステージに立てて、涙が出そうになりました」と語り、念願の歴代主人公との共演への感慨を覗かせた。阿澄は「歴史を伝えてくれている皆さん、応援してくださっている皆さんと、楽しい時間が過ごせて本当にハピラキでした」と挨拶。大久保も「今日はみんながいちばんです！」と呼びかけ、ライブは大団円で幕を閉じた。

※記事初出時、曲名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。