劇場アニメ「
舞台挨拶にはヨナ・バシュタ役の
印象に残っているシーンを聞かれた榎木は、ナラティブガンダムが最初に登場するシーンを挙げ「加速の音とか、ビームを放つところとか、ガンダムが初登場するという、最初のインパクトがありました」とガンダムに乗る主人公ならではの感想を述べる。敵役として登場する梅原は「ゾルタンの最後のセリフ。ヨナに語りかけるところはカットされる予定だったけど、現場で録らせていただけることになった」と裏話を話し、「あのセリフがあるかないかで、ゾルタンの印象が変わってくる。カットにならなくてよかった(笑)」と笑った。福井もゾルタンのセリフがお気に入りのようで「全編名セリフだよね」と称賛し、村中も「ガンダムかい!」というゾルタンのセリフを真似る。続けて梅原は「そういう独特な言い回しも『ガンダム』っぽいなと思いましたね」と話した。
吉沢監督は作中でも印象的な海辺のシーンについて「三途川の河原」だとそのイメージを話す。「あそこから物語が始まって、そこで終息する。あのシーンは絵コンテを何度も描き直して、ディスカッションを重ねたおかげでこの作品の足場になった」と制作の苦労が詰まったシーンだと解説した。
アフレコの思い出を語る場面では、松浦が「自分なりに『ガンダム』をたくさん勉強させていただいて」と話し始める。「機動戦士ガンダム」を観たという松浦は「現場で皆さんが本当に詳しくてまずいぞと思いました」と振り返り、小形プロデューサーから「あと10年経てばわかるときが来るかもしれない」と声をかけられていた。松浦がまだ現役の高校生ということで、梅原から「榎木さんがJKがいるってはしゃいでました」と現場の様子が暴露される。村中も「最近のプリクラ機は盛れるという話で盛り上がった」と和やかな現場だったことが垣間見れるエピソードが披露された。
上映後の舞台挨拶ということで、もう一度鑑賞する際に注目してほしいシーンを聞かれると村中は「1回観た人はそれぞれが何を思って生きてきたかわかっていると思うので、それを考えながら観るとすごい切なくなったりするセリフ、伏線が積み重なっている」と何度観ても楽しめる作品だとアピールした。福井は「ニュータイプについて過去のシリーズでは踏み込んでいないところに踏み込んでいる」と説明し、ミシェルがニュータイプについて自身の考えを語るシーンについて「昔から『ガンダム』を観ている人は『そう考えるとつじつまが合うな』とかそういうことを感じながら観ると面白いんじゃないかな」とファンへの言葉を口にした。
またイベントの終盤には吉沢監督だけに「自身がニュータイプだなと感じた瞬間はありますか?」という質問が。吉沢監督は「小形さんもわかってくれると思う」と前置きし、「富野(由悠季)さんが怒る数分前に『来る!』ってわかる」と「ガンダム」の生みの親であり、吉沢監督の師にあたる富野の名前を出し会場は大きな笑いと拍手に包まれた。
最後の挨拶では小形プロデューサーが「この作品を作ってみて、『ガンダム』を土台にしてこんなファンタジーな作品が作れるんだと実感しました。今までの『ガンダム』とは違うものができたんじゃないかと思う」とコメント。榎木は「初日を迎えるまでは、どういう反応が返ってくるのか不安だった」と明かし、「キャスト、スタッフ一同やれることは全てやって出し尽くしました。これからも上映は続いていくのでよろしくお願いします」と語りかけ、イベントの幕を引いた。
なおコミックナタリーでは映画の公開を記念して「機動戦士ガンダムNT」の特集記事を掲載中。主人公ヨナ役を演じる榎木淳弥を取材し、撮り下ろし写真によるフォトギャラリーも展開している。関連する特集・インタビュー
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