「ゲゲゲの鬼太郎」藤井ゆきよが野沢雅子を「本当に奇跡みたいな方」と熱弁

11

618

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 197 412
  • 9 シェア

TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」新章“西洋妖怪編”の制作発表会が、本日10月2日に東京・フジテレビにて行われた。

左からアニエス役の山村響、犬山まな役の藤井ゆきよ、目玉おやじ役の野沢雅子。

左からアニエス役の山村響、犬山まな役の藤井ゆきよ、目玉おやじ役の野沢雅子。

大きなサイズで見る(全7件)

発表会にはキャストより目玉おやじ役の野沢雅子、犬山まな役の藤井ゆきよ、“西洋妖怪編”から登場するアニエス役の山村響、アデル役のゆかなに加え、東映アニメーションの永富大地プロデューサーが登壇。司会はねこ娘に扮したフジテレビアナウンサーの堤礼実が担当した。野沢は「こんなに大勢いるんだったら、風呂に入ってから来ればよかった」と早速目玉おやじ風に一言。藤井は「尊敬している先輩は、野沢雅子さんです!」と自己紹介した。

4月より放送を開始したTVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」。まずはこの半年間を振り返って、野沢は「毎回展開が面白いですよね。1、2作目で鬼太郎役をやってたんですが、今だとこういうテンポになるんだなって。今のお子さんはテンポが速くても大丈夫なんですよね」と当時との違いに言及、藤井は「想像以上に夢のような現場です。作品もシリアスからギャグまで幅広くて毎回楽しいですし、アフレコスタジオが声優界の宝石箱みたいで。ねこ娘役の庄司宇芽香さんとも、この奇跡のような現場に慣れずに、毎回気を引き締めていこうねってお話ししています」と喜びを語った。

そして新章“西洋妖怪編”について、永富プロデューサーより紹介が行われた。“西洋妖怪編”では、西洋妖怪世界の宝である“アルカナの指輪”を盗み出した魔女のアニエスを追って日本へやってきたバックベアード軍団と、アニエスに助けを求められた鬼太郎ファミリーとの、妖怪大戦争が始まる。新章について「1話1話、“来週どうなるんだろう”ってワクワクすると思います」と野沢。藤井も「1クールにわたって繰り広げられるお話になるので、より深く人間ドラマ……妖怪ドラマが描かれるのかなと、私も楽しみにしています」と期待を述べた。

左からアデル役のゆかな、アニエス役の山村響。

左からアデル役のゆかな、アニエス役の山村響。[拡大]

アニエス役の山村は、「アフレコ現場のみなさんが、小さい頃から憧れていたみなさんばかりなので、1回目は緊張して震えながら参加しました」と、今作に出演することへの喜びを語る。ゆかなは魔女をイメージして本日の服装をセレクトしたと明かし、「私(の演じるアデル)が仕えるバックベアード様も、部下にあたるくせ者たちも、キャストのみなさんが豪華で、お芝居の幅をたくさん持っていらっしゃって。アデルがどういう風に妹と接していくのか、背負っている使命にも忠実に従っているので、胸が痛いのですが、その痛みを抱えてワンクール走り切りたいです」と意気込みを語った。

永富大地プロデューサーの横で得意げなポーズを取るねずみ男。

永富大地プロデューサーの横で得意げなポーズを取るねずみ男。[拡大]

藤井も“西洋妖怪編”より登場するキャラクターたちについて、「キャラクターも濃ゆいですが、キャストのみなさんも濃ゆい役作りをされていて」と興奮気味。自身の演じる犬山まやについては「アニエスちゃんにも出会いからグイグイ距離を詰めていくので、2人の友情関係も楽しみです」と話し、永富も「まながいることで、アニエスと鬼太郎たちが近づいていく。人間の女の子だから果たせる役割ですよね」とコメント。続けて「田中秀幸さんは、バックベアードが抱えている闇の深さを表現するお芝居がすごいんです。アフレコで魂を乗せてくれたときのキャラクターの強烈さは、1、2クールの『ゲゲゲの鬼太郎』とは違った雰囲気が出ていると思います」とプロデューサー目線でのキャストの印象について明かした。

ここで本日は欠席となった沢城みゆきからのメッセージが読み上げられる。沢城は「響ちゃん演じるアニエスは、ねこ娘とも、まなともまた一癖違った女の子で、鬼太郎の新しい一面が垣間見えたのも個人的には印象的でした」と、自身が演じる鬼太郎が“西洋妖怪編”で見せる変化についても触れた。

「ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争」をプレイするHIKAKIN。

「ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争」をプレイするHIKAKIN。[拡大]

後半は本日制作が明らかになったスマートフォン向けアプリゲーム「ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争」に関する発表が行われた。開発元のポノスより岩原プロデューサーが登壇し、ゲストとしてHIKAKINが登場。岩原プロデューサーによるゲームシステムの説明の後、HIKAKINと藤井が配信前のゲームをいち早くプレイした。しかし2人続けてゲームオーバーとなってしまい、“敗北”の2文字と共に目玉おやじが倒れ込む画面を見た野沢は「傷ついちゃった」と拗ねた顔を見せた。

感動で涙ぐみそうになる山村響を抱きしめるゆかな。

感動で涙ぐみそうになる山村響を抱きしめるゆかな。[拡大]

野沢雅子の素晴らしさを熱弁する藤井ゆきよ。

野沢雅子の素晴らしさを熱弁する藤井ゆきよ。[拡大]

最後に行われた質疑応答で、山村とゆかなについての印象を尋ねられた野沢が「素晴らしいですよ。速いテンポにもポンポンついていくというか、自分で引っ張っていくんです」と答えると、「ごめんなさい、ちょっと泣きそうに……」と涙ぐむ山村を、ゆかなが抱きしめる一幕も。藤井も野沢の隣に立つと感動で泣きそうになると明かし、「キャスト陣やスタッフの皆さん、マコさん(野沢)に関わるすべての方が、みんな口を揃えて“マコさんは本当にいい人で、役者としても素晴らしい”って言うんですよ。本当に奇跡みたいな方なんです!」と熱弁。それを聞いた野沢は「自然に生きているだけですよ」と照れながら微笑んだ。

TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」は毎週日曜9時からフジテレビほかにて放送中。10月7日に放送される第27話「襲来!バックベアード軍団」より、新章“西洋妖怪編”がスタートする。

沢城みゆき(鬼太郎役)コメント

鬼太郎がスタートする際、マコさんはじめこのレギュラー陣で倒せない敵っているのかなと取材の機会があるたびに口にしてきたのですが、いやいや甘かった…!
今までにも牛鬼のように大きかったり、すねこすりのように可愛かったり、様々な妖怪達が登場してくれましたが、また一種違うビビッドなカラーで、なおかつ更につよーい異文化な人外のモノ達が、ゲゲゲの森にやってきてしまいました!

その中でも物語のキーとなる、響ちゃん演じるアニエスは、ねこ娘ともまなともまた一癖違った女の子で、鬼太郎の新しい一面が垣間見えたのも個人的には印象的でした。
相変わらずの女難というか、手を焼くことに変わりはないのですが…(苦笑)
そんな部分も含め、西洋妖怪編!ぜひぜひご覧いただけたらと思っています。

この記事の画像(全7件)

TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」

毎週日曜9:00~フジテレビほかにて放送中(一部地域を除く)

スタッフ

原作:水木しげる
シリーズディレクター:小川孝治
シリーズ構成:大野木寛
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
音楽:高梨康治、刃-yaiba-
制作:フジテレビ・読売広告社・東映アニメーション

キャスト

鬼太郎:沢城みゆき
目玉おやじ:野沢雅子
ねずみ男:古川登志夫
ねこ娘:庄司宇芽香
犬山まな:藤井ゆきよ
砂かけばばあ:田中真弓
子泣きじじい&ぬりかべ:島田敏
一反もめん:山口勝平
バックベアード:田中秀幸
アニエス:山村響
アデル:ゆかな
ヴォルフガング:草尾毅
ヴィクター・フランケンシュタイン:白石涼子
カミーラ:井澤詩織

全文を表示
(c)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

読者の反応

大野木寛 @dadasiko

【イベントレポート】「ゲゲゲの鬼太郎」藤井ゆきよが野沢雅子を「本当に奇跡みたいな方」と熱弁 - コミックナタリー https://t.co/zM1O7UwCQV

コメントを読む(11件)

関連記事

水木しげるのほかの記事

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのコミックナタリー編集部が作成・配信しています。 水木しげる / 野沢雅子 / 藤井ゆきよ / 山村響 / ゆかな の最新情報はリンク先をご覧ください。

コミックナタリーでは国内のマンガ・アニメに関する最新ニュースを毎日更新!毎日発売される単行本のリストや新刊情報、売上ランキング、マンガ家・声優・アニメ監督の話題まで、幅広い情報をお届けします。