ガァララの初ステージやNonSugar新曲も！「プリパラ」＆「プリ☆チャン」ライブ

「プリパラ＆キラッとプリ☆チャンAUTUMN LIVE TOUR み～んなでアイドルやってみた！」東京公演が、本日9月29日に東京・中野サンプラザにて開催された。コミックナタリーでは昼の部の模様をレポートする。

去る9月9日に大阪・なんばHatchで開催された2公演に続き、これが3公演目となる今回のライブツアー。会場には2200人のファンが集まり、ライブスタートを今か今かと待ちわびる。すると開演前の注意事項を告げるアナウンスに、突然ドロシー・ウエストが乱入。ドロシーが「テンション～？」と呼びかけると観客は大きな声で「マックス―！」と答え、早くも会場の温度を上げた。

ライブの1曲目を飾ったのは「キラッとプリ☆チャン」オープニングテーマの「キラッとスタート」。「魔法より素敵なライブが始まるよ」という幕開けにふさわしいフレーズを、Run Girls, Run！の3人が元気いっぱいに歌う。3人はお決まりの自己紹介のあと「プリティーシリーズ」の歴史を凝縮したような「プリマ☆ドンナ？メモリアル」を披露。オープニング映像を挟んで序盤は「キラッとプリ☆チャン」コーナーへ突入した。

みらい・えもの楽曲「レディー・アクション！」では、作品を象徴する「やってみよう！」という掛け声を客席も一体になってコール。立て続けにそれぞれのソロ曲を披露し、Miracle Kirattsのフレッシュな魅力をアピールした。ガラリとムードが変わっての「Play Sound☆」では、あんな役の芹澤優、さら役の若井友希によるセクシーさも感じるハードなダンスとパワフルなハーモニーで観客を魅了する。める役の森嶋優花が加わってのMeltic StArによる「COMETIC SILHOUETTE」では、あんなが「おかえりですわ」、さらが「ずっと待ってたんだ」とめるに呼びかけ、めるが「ただいま」と答えるドラマティックな一幕も。

怒涛の「プリ☆チャン」コーナーが終わると、ステージには芹澤、若井、森嶋に加え、らぁら役の茜屋日海夏、ドロシー役の澁谷梓希、みかん役の渡部優衣が登場。“プリパラポリス”として登場したらぁらたち3人が、「ライブをいきなり盛り上げ過ぎて、スピード違反です！」とMeltic StArを逮捕しようとする……という小芝居を繰り広げた。芹澤はプリパラでみれぃ役を、若井はレオナ役を演じていることもあり、“中の人ネタ”も交えつつトークする一同。わちゃわちゃとした雰囲気をそのままに、らぁら、ドロシー、みかんの3人が「プリパラ」シーズン2で歌った楽曲「ぱぴぷぺ☆POLICE!」を久しぶりに披露した。

続いてステージには渡部と、あろま役の牧野由依が登場。「でび＆えん☆Reversible-Ring」を歌った後はガァルル役の真田アサミも加わり、ハロウィン風の映像がモニターを彩る中、Gaarmageddonの3人で「アメイジング・キャッスル」をフルコーラスで披露した。次にステージに現れたのはNonSugarこと、のん役の田中美海、ちり役の大森日雅、ペッパー役の山下七海。NonSugarのスーパーサイリウムコーデを再現した新たな衣装をまとい、おなじみの「シュガーレス×フレンド」で会場を盛り上げた。

さらにNonSugarは、以前は田中が1人3役で歌唱したこともある「かりすま～とGIRL☆Yeah！」を、NonSugarバージョンとしてアレンジして披露。さらに歌い終えた田中が「なんと次の曲は、新曲です！」と告げると、思わぬサプライズに客席からは大きな歓声が湧いた。今回のライブのために作られたというアップテンポでキュートな楽曲「スパイシー♪ホット＊ケーキ!!!」で、NonSugarはチームの新たな魅力をアピールした。

ふわり役の佐藤あずさによる「コノウタトマレイヒ」では、ヤギのかぶりものをした客席の子供たちと一緒に、コール＆レスポンスでほのぼのとした空間を生み出す。一方ひびき役の斎賀みつきによる「純・アモーレ・愛」では、豪華に飾られたトロッコでステージ上を移動し、ミラーボールのまぶしい輝きで威光を見せつけた。昼公演での物販紹介コーナーは茜屋、澁谷、渡部が担当。さくさくと紹介を進める茜屋の横で、澁谷と渡部はタオルをぐるぐる巻きにしたり、帽子の上からキャップをかぶったりと遊び始め、客席の笑いを誘った。

後半は「アイドルタイムプリパラ」勢のステージへ。しゅうか役の朝日奈丸佳はコインや星といった金色のアイテムに彩られたモニターをバックに「Miss.プリオネア」を堂々と歌い、夢川ゆい役の伊達朱里紗、にの役の大地葉、みちる役の山田唯菜による「ハートフル▽ドリーム」では、「パン！ ゴハン！ メンルイ！」のコールで会場のテンションもマックスに。そして黒沢ともよ演じるガァララ・ス・リープの声が会場に響き、このライブが初めてのお披露目となる「すた～らいとカーニバル」へ。黒沢はやんちゃなガァララのキャラクターを再現したような振る舞いで元気いっぱいに歌って踊り、さらに1番を歌い終えたところでファララ・ア・ラーム役の佐藤もステージに登場。客席から歓喜の声が上がる中、ファララとガァララの楽曲が重なる「リンリン♪がぁらふぁらんど」を、見事にシンクロするパフォーマンスで魅せた。

クライマックスを飾るのは、やはりSoLaMi▽SMILEとDressingPafe。SoLaMi▽SMILEが神アイドルになった際の楽曲「組曲フォーエバー☆フレンズ～第一楽章～『I FRIEND YOU!』」を歌うと、DressingPafeはこれまでの自身の楽曲のイントロをつないだオープニングから、GODアイドルになった際の楽曲「Get Over Dress-code」を披露。モニターに映し出されるTVアニメの名場面とともに、DressingPafeらしいエネルギッシュな歌声を届けた。そして「最後はみーんなとひとつになりたい！」というらぁらの言葉から、6人による「Memorial」へ。チーム結成の儀式を再現したような振り付けも交え、「プリパラ」を総括するようなステージを繰り広げた。

最後の挨拶で林は「今日はこんなにたくさんの皆さんの前で素敵な先輩方とライブできて、本当に幸せです」と噛みしめ、朝日奈は「ガァララ、ファララ、初ライブおめでとう！」と2人を祝福。佐藤は「ガァララと一緒に歌うことができて……素敵な時間をありがとう！」とファララのおなじみのセリフを披露し、黒沢は「ファララと2人の初めてのステージ、本当に楽しかったです！」と元気いっぱいのガァララらしく感想を述べたあと、佐藤と声をあわせて「ありがとう！」と大きな声でファンに感謝を伝えた。

伊達は「ファララとガァララのライブって、MY☆DREAMががんばったから実現したことなんだなって、本当に感動しました」と作品を振り返り、田中は「新曲いかがでしたか？ もっともっとNonSugarとしてがんばります！」と意気込みを見せる。横から引き立てるようなポーズを取る澁谷と若井に挟まれながら、斎賀は「ファミリーみたいに感じていますので、また集まれることを期待しています」と笑顔を見せた。

牧野は「Gaarmageddon、今年は揃ったのである！」と渡部、真田とともに喜び、「これからもいっぱいいっぱい、暴れるぞー！」と高らかに宣言。山北が「私だけ出番少ないんじゃないかな……」と拗ねたような顔を見せつつも「GODアイドルになりました！」と述べる一方で、澁谷は「神アイドルも引き続き目指し続けてるからな！」とアピール。茜屋は「『プリパラ』を始めてから、みんなと出会ってからのことを思い出しながら歌ったり聴いたりしていました。『I FRIEND YOU!』を歌っているときは、ジュルルが見えたかなって思ったり。これからも『プリティーシリーズ』の応援を、よろしくお願いします！」と呼びかけた。

最後はステージの上も下も一緒になっての「Make it!」の大合唱。歌い終えるとキャストは全員手をつなぎ、声を合わせて「ありがとうございました！」と一礼して、ライブを締めくくった。