イベントでは、アニメ第6話から第8話に加え、第9話を先行上映。上映後のトークショーには矢口春雄役の
まずは最初に上映された第6話に登場した、ゲーム筐体の「ジャンケンマンフィーバー」と、じゃじゃ丸ポップコーン自動販売機の話題に。昔からゲームセンターに通っていたという安元が「『ダブルドラゴン』の筐体の隣によく置いてあった」と豆知識を披露する。鶴岡氏からは「ジャンケンマンは負けたときの音声のタイミングにもこだわっている」「じゃじゃ丸ポップコーンはメーカー監修の元、味の表示を当時販売されていたものに合わせている」と細かな配慮もされたアニメの裏話が語られた。
続いて第7話に出てくる、春雄たちの学校の生活指導・沼田先生について安元は「今世紀最大の中村悠一の無駄遣い」とその声優を務めた中村の名前を出し表現。これには会場も大いに納得したようで、賛同の拍手が贈られる。主役級を務めることの多い中村によるコメディ全開の演技に「笑いをこらえるのに必死だった」と、キャストもアフレコ現場でのことを思い出し盛り上がっていた。
天崎は第7話の「ワニワニパニック」で小春が遊ぶシーンなどを挙げ、「にくい演出ですけど、晶と小春が同じようなシチュエーションになることが多い」と言及。これには鈴代と広瀬も「そうなんですよねえ」と同意をし、広瀬は「(春雄は)晶と小春で全然反応が違う。小春の思いが一方通行すぎるんですけど、最近ではそれが快感になってきている」と広瀬ならではの感想を述べ、笑いを誘った。
第8話では「確かみてみろ」「インド人を右に」といったゲーム雑誌・ゲーメストの誤植をネタにしたシーンが登場。安元は「当時は攻略サイトもなかったから、毎月楽しみにしていた」とゲーメストの思い出に浸る。また台本を見た音響製作会社の担当が本当の誤植だと思い「確かめてみろ」に直されていたというエピソードが明かされた。
春雄のクラスメイト・宮尾光太郎を語る場面では、キャスト陣が饒舌に。鈴代は「何から何までイケメン」とコメントし、さっきまで春雄を褒めていた安元も「俺、宮尾のほうがいいわ。もっと宮尾輝けよ!」と手のひら返し。広瀬は原作で宮尾が「俺は春雄のことが大好きで、春雄になら抱かれてもいい」というシーンが大好きだったそうで、アニメでは放送されなかったことに「すごくショックだった」と感想を漏らしていた。
イベントの終盤にはゲーム好きの安元が、キャスト3人にオススメのゲームを紹介する“安元クリニック”を展開。洋物ゲームが好きだという天崎は「Far Cry」「Saints Row」「アンチャーテッド」の名前を出し、安元から発売されたばかりのPS4ゲーム「Marvel’s Spider-Man」をオススメされる。ライトなゲーム好きの鈴代には任天堂のハード「Nintendo Switch」、ホラーゲーム「SIREN」を挙げた広瀬には、「アンティル・ドーン 惨劇の山荘」「死印」を紹介していた。
またイベントでは、本作のBlu-ray / DVDの発売情報を解禁。特典の詳細に会場が盛り上がる中、パッケージのCMも一足早く上映される。その中の1本で「ガイルさんVer.」が流されると、会場はこの日一番の笑いに包まれた。
最後の挨拶では鈴代が「小春が魅力的じゃなかったら、晶もやきもちを焼いたりしないと思う」と小春との関係に言及し、「(春雄、晶、小春の)3人だけじゃなくて魅力的なキャラクターがたくさんいての『ハイスコアガール』だと思います」と述べる。天崎は春雄を演じるうえで「ゲームを楽しそうにプレイすること」を大事にしていると語り、「アフレコ現場で、ゲーム好きの先輩方がうれしそうに、ゲームについて説明してくれる話が本当に楽しくて。そのおかげでどんどんゲームが好きになり、演技にも自然と活きてきている。感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、3回目の上映会への期待も口にする中、イベントは幕を閉じた。
※天崎滉平の崎は立つ崎が正式表記。
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