舞台挨拶には坂田銀時役の
一方で福田は、「この前、別の舞台挨拶でしゃべりすぎまして。『小栗旬に叱られた』とネットニュースに書かれてしまい、尋常じゃないくらい嫁に怒られて……」と告白する。そして「昨日の夜も『たくさんお客さん入ってくれるといいな』という話を嫁としていたら、『たくさんお客さん(来てほしい)とかじゃないだろ! こんなクソ監督を素晴らしいキャストさんとスタッフさんが手伝ってくれて! それに対する感謝だろ!』と怒られて……若干泣きました」と言いながら、「今も思い出してしまって……」と声を震わせる。
福田のこの様子に周囲からは「ちょっとおかしい!」「ボケじゃないじゃないですか!」とツッコミが。そんな中でも福田は「僕みたいなクソ監督のところにこんなに素晴らしい人たちが集まってくださって、映画ができあがったんだなあと。昨日、部屋で1人で泣いちゃって。いろいろ撮影でも無茶言っちゃったから。コメディを作る人間は顔で笑って心で泣いてが鉄則だったんですけど、今回は本当に初日を迎えられたことがうれしすぎて。何よりも観に来てくださったお客さんに感謝です!」と溢れる気持ちを吐露する。周囲は「“オモシロ”が1個もない挨拶」とざわつく中で、小栗は「すごくいいお話でしたけど、ちょっと尺使いすぎましたね」とダメ出しをした。
その後司会者は「銀魂2」のイベントには初登場となる堤に、できあがった映画を鑑賞しての感想を尋ねる。自分に話が振られるとは思っていなかったのか、堤が「えっと……」と口ごもると、周囲からは「あれ、観てないのかな?」との声が。堤が「昨日……途中途中……ピピピピって」とリモコンを押すジェスチャーをしながら、「アクションなんて、みんなすごく動きが速くて」と話すと、「(動きが早いのはリモコンで)早送りしてるからだよ!」と周囲からヤジが飛ぶ。これに対し堤は「いや、でも真選組の友情のところはちゃんと観てますから!感動しました」と付け足した。
劇中で万事屋メンバーが将軍をあの手この手で接待していることにちなみ、「撮影中、誰かにこんな接待をしたというエピソードはあるか」と問われた菅田は、「お亮(吉沢)に服を取られた!」と暴露。買ったばかりの菅田のお気に入りのカーディガンを「それいいっすねえ」と吉沢が着て帰ったと説明する。しかし吉沢は「ちゃんと『ちょうだい』って言ったんですよ」と表情1つ変えない。「『ちょうだい』って言ったらもらえる世界じゃないんだよ(笑)」と反論する菅田に対し、「『いいよ』っていうから。もらった帰り道とか(Tシャツ1枚だから)すごい寒そうだなあって」と吉沢がひょうひょうと答えると、菅田も「お前が(カーディガン)着てたからだろ!」と返答するなど仲よさげなやり取りを見せた。
本作の撮影中「ムービー・スターになる!」と宣言していたという柳楽は、「目指していたんですが、我らが座長・小栗さんを見ていると、人柄とか器のデカさを感じて、軽々しく言ってはいけないと思いました。地道にがんばります」とコメントする。また吉沢が自身が思う沖田の劇中の決めゼリフとして「いい雌豚がいるじゃねえか」を挙げると、観客から悲鳴が上がる。大歓声を集めた吉沢がうらやましかったのか、柳楽が突然頭にバンダナを巻いて土方の別人格・トッシーに変身。そんな柳楽に対し客席から歓声が上がると、柳楽は満足そうな笑顔を浮かべた。
また本作で真選組にスポットが当たっていることに対し、福田が「万事屋の3人は今回いじけてるよね。『俺ら冷やかしじゃん!』って(笑)」とバラすと、小栗は「立ち回りカッコいい!と思ったら俺ら3人は出てない。どうやら主役じゃないなって(笑)」とぼやいた。そして最後に小栗は「『あのシーンがよかったな』とか、どんどん愛を育んでいってくれたらうれしいです。あとは『1』より『2』が面白かったとたくさん言ってもらえると……」と話すと、福田が「『3』ができたりするかもしれない!」と乗っかり観客に期待を抱かせた。
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