2人が出演するのは、ドラマオリジナルで描かれる現代のパート。榮倉が演じる近江佳代は、2018年夏にある理由から東京から広島県呉市に訪れ、「北條」と表札のある古民家へ入っていく。一方、古舘が務める江口浩輔は佳代の恋人で、彼女とともに呉を訪れるという役どころだ。
すでに呉市での撮影に入っているという2人からはコメントも到着。榮倉は「佳代さんが橋渡しの役割をして現代と“つながっている”ということを視聴者の方と一緒に感じながら作っていけたらいいなと思っています」と、古舘は「僕が演じるえぐっちゃん(江口)という男の子はこの作品の中で一番、広島や呉、戦争というものからかけ離れている存在です。佳代ちゃんがいなかったらこの呉には来てないだろうし、テレビの前で見てくれている方に一番近い存在なのかなと。ですから、普通代表の男の子で最後までいきたいなと思っています」と述べた。
ドラマ「この世界の片隅に」は7月15日よりTBS系にて毎週日曜21時より放送。キャストにはすず役で
榮倉奈々(近江佳代役)コメント
脚本を読ませていただいたとき、いろいろな感情が起こったのですが、中でも浄化されたような気分になったことがとても印象的でした。不便な時代ではあったと思うのですが、その中で生きている人たちがみんな伸び伸びしていて…環境も時代も違ったとしても、そういう心を忘れたくないなと思いました。
呉がとても魅力的で、(撮影で)来れてよかったなと感じました。この環境がとてもしっくりきました。
私が演じさせていただいている佳代さんは普遍的な役だと考えています。こういう時代設定のある作品は、遠い昔の話で自分には関係ないような気になってしまうことがあると思います。佳代さんが橋渡しの役割をして現代と“つながっている”ということを視聴者の方と一緒に感じながら作っていけたらいいなと思っています。
古舘佑太郎(江口浩輔役)コメント
出演が決まり、呉には個人的に訪れていたのですが、海と山に挟まれているこの街の環境がすごく心地が いいなと思っていました。変わらない部分と変わっていった部分が交差しているこの街の魅力にすでにもう影響を受けていて、撮影の前は緊張していたんですけど、始まった瞬間からリラックスしてやることができました。
僕が演じるえぐっちゃん(江口)という男の子はこの作品の中で一番、広島や呉、戦争というものからかけ離れている存在です。佳代ちゃんがいなかったらこの呉には来てないだろうし、テレビの前で見てくれている方に一番近い存在なのかなと。ですから、普通代表の男の子で最後までいきたいなと思っています。
この作品を見てくださる方が、少しでも優しい気持ちになれたり、大切な人を思い出せるような、そんな 作品になれたらいいなと思います。
プロデュース・佐野亜裕美コメント
この作品の素晴らしさは、「戦時中の広島」という、私たちにとっては遠く感じる時間と場所を舞台にしていながら、自分たちと地続きのところにある物語だと感じられるところにあると思いました。
その素晴らしさを表現するため、原作者のこうの先生にもアイデアを頂きながら、ドラマならではの「現代篇」をオリジナルで作りました。
いまを生きる私たちと、すずさんたちとを繋ぐ素敵な橋になるよう、精一杯制作していきますので、こちらも楽しみにして頂けると幸いです。
日曜劇場「この世界の片隅に」
スタッフ
原作:
脚本:岡田惠和
音楽:
演出:
プロデュース:佐野亜裕美
キャスト
北條(浦野)すず:
北條周作:
近江佳代<現代篇>:
江口浩輔<現代篇>:
水原哲:
刈谷幸子:
堂本志野:
浦野十郎:
浦野すみ:
浦野すず(幼少期):
黒村晴美:稲垣来泉
白木リン:
黒村径子:
刈谷タキ:
堂本安次郎:
北條円太郎:
浦野キセノ:
北條サン:
森田イト:
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