日本テレビ系で放送されいている「金曜ロードSHOW!」の新オープニング映像を、
「金曜ロードショー」のタイトルで1985年に放送がスタートした同番組。これまでにはスタジオジブリなどがオープニング映像を手がけてきた。
細田監督が手がける新オープニング映像には、キャラクターデザインと作画で森川聡子、美術設定で上條安里、美術監督で大森崇、衣装で伊賀大介、音楽で
新オープニングは「2週連続 細田守監督SP」の第1弾である7月20日にお披露目。同日の放送回では細田監督が2006年に発表した「時をかける少女」がオンエアされ、翌週7月27日には「
細田守監督コメント
Q.新オープニングを依頼されたときの率直な感想
A.ぜひ作って欲しいと依頼された番組プロデューサーの迫力に圧倒されて、ちょっと震えましたね、本当に。「これは描かなければ取って食われる」っていうぐらいの緊迫したものを感じて、ぜひ描かねばと。その場で鉛筆を取って描きました。
Q.「未来のミライ」スタッフが集結した経緯、手応え
A.本当に映画1本作るくらいの意気込みで、『
Q.新オープニングに対する監督の想い
A.今の若い人ってどうやって映画に出会うんだろう?と思って、その「映画との出会いの最初の場」みたいなものが、「金曜ロードSHOW!」だったらいいだろうなって、思ったんですよね。映画でもなんでも、「出会いの場」ってすごく決定的なものがあるじゃないですか。この作品と出会ったから人生変わりました、この人と出会ったから僕こんな風になりました、みたいなことって。必ず大きな衝撃を受ける瞬間ってあると思うんですが、それを導くような「入口」であればいいんだなって思ったんですよね。
今の時代って、色々なものに出会う機会がいっぱいあるようで、ありすぎて案外みんな出会ってないんじゃないか、という思いもあります。そうした中で、「金曜ロードSHOW!」が映画との出会いを演出する、ということがあったらいいだろうな、と。
だって僕自身も、かつて学生の頃とか、当時「水曜ロードショー」だったり、「金曜ロードショー」だったりして、そこで釘付けになって目が離せず映画を観てしまった、という経験が何度もありますから。その出会いをきっかけにして、映画館に行ったり、さらにいろいろな映画を観たり、といったこと、出会いは金曜ロード、というようになれば、いいなと思います。
Q.新オープニングのイメージやインスピレーションについて
A.『カイロの紫のバラ』というウディ・アレン監督、ミア・ファロー主演の1985年の映画があります。悲しい思いをしている女性が映画館に一人で入って、その上映映画の中の登場人物と恋をしてしまうという非常にロマンチックな、キュートな、切ないような映画なんです。カイロは、エジプトのカイロですよね。今回、それが思い浮かんで。
今まで映画と向き合っていないような若い女の子が、ある何かに導かれて扉を開けた時に、そこに彼女の人生を変えるような出会いがあったらいいなと。エジプトのカイロで秘密のプライベート映画サロン・映画祭を主催している女性支配人がいる、という設定です。 その秘密の映画祭には世界中の映画の主演女優たちがいて、サロンを仕切る女性支配人が入ってきた若い女の子を「待ってたわ」と振り返るような…手招きして導いてくれるようなそういう導入が出来たら面白いだろうなと想像しました。
Q.視聴者へのメッセージ
A.映画の出会いというのはとっても大事なもの、人の人生を左右するぐらい大きなものだと 思います。映画への誘いを導くための素敵なオープニングを今作っております。ぜひ皆さん期待してください。
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