アニメ「夢100」山下大輝「“姫様”のレパートリーを増やしたい」、新キャストも

テレビアニメ「夢王国と眠れる100人の王子様」のイベント「TVアニメ『夢王国と眠れる100人の王子様』先行上映会～姫様、王子がお目覚めです！～」が、本日6月23日に東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催された。

会場に集まった100名の“姫様”の前で第1話が上映されたあと、ステージにはアヴィ役の鈴村健一、ナビ役の山下大輝が登場。鈴村が「今日は王子感溢れる服装で来ました」と挨拶すると、「そんな王子感で来ると思わなかった！Tシャツですみません（笑）」と山下が続ける。ここでアニメオリジナルキャラクター・キエル役を宮崎遊が務めることが発表され、シークレットゲストとして登壇。今日が声優として初めてのイベント出演だという宮崎は、「名前だけでも覚えてくださったらうれしいです」と自己紹介した。

スマートフォンゲームを原作とする「夢100」のアニメ化について、鈴村は「アニメやマンガの大ファンという人じゃなくても、意外と『夢100』をやっているんですよね。そういう人たちにも『アニメ化するよ』って伝えようと思います」と話し、山下は「ゲームでのナビはシステムボイスの担当なので、アニメで姫様や王子たちと会話するのが新鮮だし、うれしいです」と笑顔を見せた。アニメからの参加となる宮崎は「養成所に通っている頃にこのゲームが始まって、アヴィ王子を見たことがあるんです。オーディションの資料をもらったときに『あ、この人（知ってる）！』って思いました」と話し、そんな宮崎を鈴村は「彼がいい奴だって拡散してくださいね」と客席にアピールした。

「ネタバレをしない程度に」という注意付きでアフレコでのエピソードを尋ねられると、鈴村が「これ言っていいのかな……王子が出てきます」と答え、客席は大爆笑。宮崎は「レギュラーの役を頂いたのは初めてで」と切り出し、「ちょっと斜に構えていたというか、自分の心におしゃれ着をまとって1話のアフレコに臨んだら、音響監督さんから『力が入ってる。みんなの前で大爆笑してみて』って言われたんです。『裸になって全力をぶつけてこい』って言われた気がして、そこで吹っ切れました」と新人らしいエピソードを披露した。山下は「1話のナレーションが特に難しかった」と苦労した点を明かしつつ、「何度も“姫様”って言うので、いろんな“姫様”のレパートリーを増やしていきたいです（笑）」と会場の笑いを誘った。

続いてはフリップを使用してのQ&Aコーナーへ。“もし自分が国を作るならどんな国？”という最初のお題に山下は「鉄板の国」と答え、「ヒレ王子とか、上ハラミ王子とか、タン塩の王子とか……。あ、やっぱり炭火焼きの国にします！」と回答。鈴村が「DVD＆Blu-rayがめっちゃ売れる国」と答えると、「最終回で出てきてほしい！」とステージ上も盛り上がる。「みんなパーマがちゃんとかかる国」と回答した宮崎は、今作への出演が決まりパーマをかけたとのこと。「でも直毛なので2日で取れちゃって、オノ・ヨーコと付き合ってたときのジョン・レノンみたいになってしまって」という個性的な例えに人柄を覗かせた。

2問目は、スクリーンに映し出されたギルバート、ゲイリー、キエル、アヴィ、オリオン、ロッソ、ダグラスの中で気になる王子を挙げるというもの。宮崎はゲイリーの弟であるギルバートを挙げ、「僕も弟がいるんですが、僕が声優を目指すことを両親に反対されたとき、『兄貴を許してやってくれ』と両親に言ってくれてたらしいんです」と理由を語る。山下はオリオンの名前を書き、「ゲームで最初にガチャを引いたとき、出てきたのがオリオンなんです。ハーパンなので、きれいな足してるなって（笑）」と述べると、鈴村が「夏の櫻井孝宏みたいだよね」と続け、「そうなんです！ ああいうハーフパンツ履いてるんですよ」と山下も同意した。鈴村は画面のギルバートを指し、「二日酔いでタクシーに乗ったときしんどい王子」という答えで客席を笑わせた。

ここで7月より山下と宮崎によるWebラジオがスタートすることが明らかにされ、続くフォトセッションの前に、客席に配られていたカプセルトイ風の黒いボールを開けるよう鈴村が呼びかける。なかなかボールを開けられない“姫様”を目にした3人が、代わりに開けてあげるという一幕も。ボールの中には『夢100』の内容に合わせ、赤と青に点滅するリングライトがおさめられていた。そして山下による「姫様、祈りの力を！」というセリフを合図にライトを一斉に点灯させ、キラキラと光る客席をバックにフォトセッションが行われた。

最後に宮崎は「キエルは突然現れてアヴィたちの旅に加わりますが、温かく見守っていただけるよう一生懸命がんばります」と意気込みを述べ、山下は「僕も今まで知らなかったナビをたくさん発見できているので、ゲームをプレイしている方も、こんな一面もあるんだなって楽しんでもらえたら」とアピール。鈴村が「王子たち、みんなめっちゃカッコいいです。美しいグラフィックで王子たちの活躍を描いていきますので、これからもよろしくお願いします」と締めくくった。