常盤は「発売当時、友達と『映像化したら素敵だねぇ』と話していた、その作品にまさか自分が関われるとは、思ってもみませんでした」と驚いた様子。また「大好きなこうの史代さんの世界に自分が入れることは、喜びと、恐れ多い気持ちとの間で行ったり来たりしています」と複雑な心境を述べつつ、「原作のファンだから感じられることがあるのかも」とドラマへの参加を決意した経緯を語った。
一方の川栄は「戦争を経験したことのない世代の私が、役で戦時を経験することができるのは貴重なこと」とコメント。また「原爆ドームや平和記念公園、資料館を見たときに自分が感じた感情や、戦争を体験した方の気持ちを役で表現できるよう精一杯頑張ります」と意気込みを述べた。
「夕凪の街 桜の国」は原爆投下後の広島と、原爆の被害を背負って暮らす人々の姿を、異なる時代をたくましく生きる2人の女性を通じて描いた作品。ドラマでは現代の出版社で編集者として働く女性・石川七波が、認知症の疑いがある80歳の父・旭を追いかけて広島へと辿り着いたことから物語が動き出す。行き先も告げずに家を出た旭が訪ねていたのは、1955年に原爆症で亡くなった七波の伯母・皆実の足跡だった。
ドラマは総合テレビにて、8月6日19時半より放送開始。常盤と川栄のほか、
常盤貴子(石川七波役)コメント
発売当時、友達と「映像化したら素敵だねぇ」と話していた、その作品にまさか自分が関われるとは、思ってもみませんでした。大好きなこうの史代さんの世界に自分が入れることは、喜びと、恐れ多い気持ちとの間で行ったり来たりしていますが、原作のファンだから感じられることがあるのかも、と、参加させて頂くことにしました。実は私、これまでの人生で広島市内に行ったことがありません。そのことがずっと心に引っかかりながらも、「いつの日か」と、その気持ちを置き去りにしてきました。私と同じような人たちにとって、このドラマが、広島に生き、守ってきた人々とを繋げるバトンになれたら、と願うばかりです。
川栄李奈(平野皆実役)コメント
今回お話をいただき、とてもありがたく思っています。戦争を経験したことのない世代の私が、役で戦時を経験することができるのは貴重なことなので大切に演じようと思います。実際に広島に行って、原爆ドームや平和記念公園、資料館を見たときに自分が感じた感情や、戦争を体験した方の気持ちを役で表現できるよう精一杯頑張ります。
NHK広島放送局開局90年ドラマ「夕凪の街 桜の国 2018」
放送情報
総合テレビ:2018年8月6日(月)19:30~20:43
スタッフ・キャスト
原作:
脚本:森下直
音楽:小林洋平
制作統括:田中意澄
プロデューサー:小池明久
演出:熊野律時
出演:
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「夕凪の街 桜の国」は原爆投下後の広島と、原爆の被害を背負って暮らす人々の姿を、異なる時代をたくましく生きる2人の女性を通じて描いた作品。
ドラマ「夕凪の街 桜の国」キャストに常盤貴子、川栄李奈ら迎え8月6日夜放送
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