ステージには西見薫役の
イベントでは“運命を変える一生ものの友情、恋、音楽との出会い”を描く同作にかけて、登壇者にとっての“一生もの”についてトークが展開される。「淳兄のトランペット」を選んだディーンは「撮影が終わったあとに一生の思い出ということで(撮影で使用したトランペットを)いただきまして。もともと学生のときにジャズバンドでギターを弾いていたんですが、いつもトランペッターを見て『カッコいいなあ』って憧れてたんです。自分の中でずっと置いてけぼりになっていた夢の1つを、この作品のおかげで体験させてもらえた」と語りながら、「(撮影中も)カットがかかってもみんなでセッションしたり。すごく楽しかった」と振り返った。
「手紙」を挙げた小松は「三木さんから撮影に入る前に手紙をいただいて。『この作品はこうしていきたい、りっちゃんとしてこういうふうにいてほしい』とか、グッとくる手紙だったんです」とコメント。また「原作ものはプレッシャーを感じるし、自分でいいのかなと思いながら作品に挑むんですが、周りのキャストの方々とお芝居していると『1人じゃない』と思えて、その時間がすごく大好きです」と続けた。
「役者」だという中川は、「カッコつけちゃったんですけど……(笑)」とはにかみながら、「このお仕事が一生ものだと思ってます」と、10歳のときに原宿の竹下通りでスカウトされたことを振り返る。「あの日あの時間にあそこにいなかったらきっと声をかけられることもなかったし、ここにもいないと思うと、あの瞬間声をかけられたことが奇跡というか。僕の人生はまったく違うものになってたと思う」と述べながら「それこそ映画も一生ものなのかなと。この映画に携わった人が全員死んで、何年先にどこの誰かも知らない人がこの映画を見て心が動くかもしれない。映画はそうやって残っていくものだと思うんですけど、その中に自分がいるって考えると、すごいお仕事だなって改めて思いました」と述懐した。
そして知念は「映画『坂道のアポロン』」と回答。「個人的にも初の単独主演ということもあり、すごいプレッシャーの中で撮影に挑んだんですが、本当に皆さん温かくて。ピアノの練習から含めるとこの作品に関わったのは1年半くらいで、ここまで長い期間かけて1つの仕事をしたことも初めてだったので、僕の中で一生忘れることのできない映画になりました」と思いを明かす。またクランクアップ後も中川と2人でスタジオに足を運んだという知念。「『アポロン』ロスになってしまって。2人で(撮影を)思い出しながらセッションしました」と語ると、ディーンは「めっちゃ青春してるね」と2人に笑いかけ、中村も「呼んでくれよ!」と羨ましそうな顔を見せた。
最後に知念は「この映画をたくさんの方々に観ていただいて、誰かの一生ものの作品になってくれたら」と観客へメッセージを贈った。映画「坂道のアポロン」は全国で公開中。
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実写映画「坂道のアポロン」
2018年3月10日(土)全国ロードショー
監督:
脚本:高橋泉
原作:
出演:
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- 映画「坂道のアポロン」公式サイト
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- 坂道のアポロン – 小学館コミック
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