発表会ではまず、翼と若林を描いたアニメのビジュアルをお披露目。ビジュアルを見た高橋は「翼の物語の最初は若林との対決から始まるので、いい感じのポスターですね」と称賛し、「1番最初に『キャプテン翼』のアニメを作ったときは1980年代でしたが、当時と今では世間の状況も変わっているので、最近のお子さんたちも楽しめるように現代の設定に合わせています。今は携帯電話があったりするので、そういうものが出てくる部分は少し変わっていますね」と新作アニメについて説明する。
作品とも縁の深い葛飾区出身で、北澤と高校の先輩後輩の間柄である武井は「僕たちが通っていた修徳高校は、(若林源三が通う)修哲小学校のモデルですし、並々ならぬ繋がりがあると思っています。僕は北澤先輩と1年在学期間が被っているんですけど、当時は『すごい先輩がいる』っていう感じでしたよ」と回想。北澤は「当時はみんな野球ばかりやっていて、サッカーをやっている人なんていなかったですけど、『キャプテン翼』が始まってからはみんなサッカーを始めていましたね」と振り返った。
その後PVが会場で上映され、三瓶と鈴村が呼び込まれる。翼役のほかに石崎役でもオーディションを受けていたという三瓶は「まさか自分の人生の中で『大空翼役の三瓶由布子です』と名乗る日が来るとは思っていませんでした」と喜びを口にする。一方2001年に制作されたアニメ「キャプテン翼」でも若林役を演じていた鈴村は「(前回のアニメ化の際に)若林役を演じる前はまだなかなか声優の仕事でご飯を食べられていなくて、ちょうどご飯を食べられるようになった歳に出会ったのが『キャプテン翼』の若林なんです。その時僕はまだペーペーで『この役を一生懸命やろう』ってがむしゃらにやった覚えはあるんですけど、あれからだいぶ経ってキャリアも長くなってきたので、もう少し練りに練った若林ができるんじゃないかなと思います」と抱負を述べた。
2人の声について高橋は「デモテープのころから聞かせていただいていますが、完璧だと思います」とお墨付きを与える。キャラクターの声についての話題が続く中、北澤には司会者から「北澤さんもアニメの声優をやってみたいと思ったりしますか?」との質問が。これを受け北澤は「えっ、やらせてもらえるんですか?(サッカー中継の)解説の仕事をする前にはアナウンス学校通っていたりしたんですよ」と乗り気の様子。「誰をやりたいか?」と聞かれると「高橋先生が僕をモデルに描いてくれたという葵新伍を演じたいですね」と高橋に直談判した。
最後にアニメの見どころについて問われた高橋は「翼がボールを蹴って(走っている)バスの下を通したりと、今だとコンプライアンス的にどうだろうという部分もありますが、できるだけ原作通りに進めてくださいとお願いしました。単純にアニメーションの技術も上がっていますし、例えば80年代はユニフォームのパンツも短いものを着ていましたが、それは現代に合わせて今風のサッカーウェアにしていたりするので、当時子供だった方も懐かしんでもらえると同時に新しく楽しんでもらえる作品になっていると思います」とアピール。また鈴村が声優の視点から「原作に忠実に映像化を目指しているというのが現場の空気感です。『キャプテン翼』には『なにィ』というセリフがよく出てくるんですが、その『ィ』の雰囲気を意識的に出そうとしています」と語れば、三瓶もアフレコ現場について「原作を絵や音で改めて再現していくことにチャレンジしている」と評しながら、「原作の『キャプテン翼』って、吹き出しの形が特徴的な箇所が多いんです。そういう部分をうまく表現していきたいですね」と続けた。
「キャプテン翼」は天才サッカー少年・大空翼が、若林源三、日向小次郎らライバルたちとの戦いを通し、1人のサッカープレイヤーとして成長していく姿を描くサッカーマンガ。新作アニメには三瓶、鈴村のほか岬太郎役で
※動画は現在非公開です。
関連する特集・インタビュー
テレビアニメ「キャプテン翼」
スタッフ
監督:加藤敏幸
シリーズ構成:冨岡淳広
キャラクターデザイン・総作画監督:渡辺はじめ
音楽:松尾早人
音響監督:
アニメーション制作:デイヴィッドプロダクション
キャスト
大空翼:
若林源三:
岬太郎:
石崎了:
日向小次郎:
ロベルト本郷:
関連記事
高橋陽一のほかの記事
関連商品
リンク
- 「キャプテン翼」ポータルサイト
- TVアニメ「キャプテン翼」公式Twitter (@tsubasa_news) | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
擬古猫@非常勤 @suigin10
「キャプテン翼」新作アニメ、高橋陽一からの要望は「できるだけ原作通りに」 - コミックナタリー - 最新ニュース一覧 https://t.co/8WIqt4xiDl