映画「
「君の名は。」は田舎暮らしで都会に憧れる女子高校生・宮水三葉と、東京に住む男子高校生・立花瀧という2人の恋と奇跡を描いた長編アニメーション作品。出会うはずのなかった2人の体が、寝ている間に入れ替わってしまったことから物語が動き出す。監督は「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」などで知られる
新海監督は地上波初放送の決定に際し、「地上波のゴールデンタイムに自分の作った映画を観ていただけるなんて、これまで想像したことがありませんでした」とコメントを発表。続けて「未知の視聴者との出逢いが楽しみですし、何が起きるのかちょっとドキドキしています」と心境を語った。また同作を「ひとりで観ていただいても、大切な誰かと2人で観ていただいても、ご家族揃って観ていただいても、それぞれに何か大事なものを見つけてもらえる作品」と紹介。何百万人という視聴者に思いを馳せ、「これだけ多くの人と作品を共に楽しむのは、繰り返し映画を観た方にとっても初めての経験だと思うので、“同時代感”、“リアルタイム感”みたいなものを楽しんでいただければ」とメッセージを送っている。
新海誠監督コメント
地上波初放送への思い
地上波のゴールデンタイムに自分の作った映画を観ていただけるなんて、これまで想像したことがありませんでした。でも、自分が子どもの頃はテレビで観る映画はとても楽しみでしたし、そこでしか知ることができなかったものもたくさんありました。そういう意味では、自分が子ども時代に受け取ったものを、今度は自分が違う世代の方たちに届けることができるようになったのだなと思えて、とてもうれしいですね。ようやく自分が大人になれたような、そんな幸せな気持ちを感じます。
一方で、皆さんがこの作品をどんなふうに観てくださるのか、少し緊張も感じます。映画は自分でチケットを買って観に行く、とても能動的なメディアだと思うのですが、テレビはもっとカジュアルで暮らしの場にある存在ですし、どんなふうに観ていただけるのか、とても興味深いですね。でも、想像もつかないほど多くの方々が、想像もしていなかったぐらいこの作品を好きになってくれるかもしれないと思うと、未知の視聴者との出逢いが楽しみですし、何が起きるのかちょっとドキドキしています。
初めて「君の名は。」に触れる視聴者、そしてすでに作品のファンである視聴者それぞれへのメッセージ
この「君の名は。」はひとりで観ていただいても、大切な誰かと2人で観ていただいても、ご家族揃って観ていただいても、それぞれに何か大事なものを見つけてもらえる作品だと思っています。
新年の放送では同じ時間に何十万人、何百万人の人が観るので、いろいろな感情が同じ瞬間に起きる…。そんなにも多くの人と作品を共に楽しむのは、繰り返し映画を観た方にとっても初めての経験だと思うので、“同時代感”、“リアルタイム感”みたいなものを楽しんでいただければ。僕もそれを楽しみたいと思います。
でも実をいうと、自分の作品は、いろいろ気になってしまって改めて観ることができないんです。今のところ1月3日は1日中、テレビもネットも見ないようにしようと思っていますが…誘惑に勝てずにチャンネルを合わせてしまうかもしれません(笑)。
映画「君の名は。」
放送日時:2018年1月3日(水)21:00~
放送局:テレビ朝日系
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- 映画『君の名は。』公式サイト
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