小栗旬が「もう銀髪にしたくない」と続編の出番削減を要求?「銀魂」トーク
2017年11月16日 18:03
11 コミックナタリー編集部
空知英秋原作による実写映画「銀魂」のトークイベントが、本日11月16日に東京・UDX THEATERにて開催された。
これは映画「銀魂」のBlu-ray、DVDが11月22日に発売されることを記念したもの。イベントには坂田銀時役の小栗旬と、福田雄一監督が登壇した。最終興行収入38.4億円を記録し、現時点で2017年公開の邦画ナンバーワンのヒットとなっている本作。司会者が興行成績などについて観客に説明すると、福田監督は「僕はヒットすると思ってましたよ。映画って公開されると『何億を目指せるスタート』みたいな記事が出るじゃないですか。それに『50億を目指せる』って書いてあったから、むしろ『50(億円)いかなかったんだ』って(笑)。なんでああいう記事ってちょっと(数字が)甘く出るんですか!」とおどけてみせる。一方で「これがナンバーワンでいいのか」とこぼす小栗は、「(多くの人に観ていただけて)うれしいですけど、(日本映画界的に)どうなんだろう(笑)」と戸惑いながらも喜んだ。
会場はまず、Blu-ray版の「プレミアム・エディション」に収録されている小栗と福田によるビジュアルコメンタリーの話題に。自主規制のピー音がふんだんに使用されているというコメンタリーについて、福田監督は「ここは(編集で)消されるだろうなってところがたくさんありましたね。小栗くんが中々の暴走で。口の動きとかで何て言ってたかバレちゃうんじゃない?」と収録を振り返る。この発言を受け小栗は「さすがに(危ない箇所は)切ってますよね?」と慌てるも、編集が行われていることを知り胸を撫で下ろす。
その後映画の内容についての話題に移ると、小栗は「初号試写を観たときに、周りが偉い人ばかりでシーンとしていてクスリともしないから『この映画大丈夫』かなと思っていたんですよ。試写は(エリザベスの声を担当した)山田(孝之)くんと並んで観たんですけど、彼も笑わなくて」と述べる。一方で福田は「(同じ日に行った)昼の試写は(新八役の)菅田(将暉)くんとか(また子役の)菜々緒ちゃんが来ていて、応援上映みたいな感じでしたよ」と説明した。
司会者から撮影の感想を問われた小栗は、「もう銀髪にはしたくないですね。染めすぎてブチブチと毛が切れちゃって最後の方は、(頭の一部の)毛が無くなっちゃっていました」と愚痴る。新井浩文演じる岡田似蔵とのアクションシーンについては、「新井くんとは(撮影で)1週間、下手したら10日くらい戦っていたんですよ。でも本編では一瞬で終わりますからね」と回想。福田はこれまでにも幾度もともに仕事をしている新井について、「(似蔵は)笑いのシーンがゼロだったからずっと愚痴を言っていましたね。『これをやったらアクションの仕事来るから』ってなだめていたんですけど、『アクションの仕事は絶対にやらない』って言っていました(笑)」と語った。
また福田は映画の中で演出に1番時間をかけたシーンとして、神楽役を演じた橋本環奈が鼻をほじるシーンを挙げる。「僕の中では鼻に指を第二関節まで入れて、鼻の穴をがっと広げたところで口もほぼ全開にして白目っていうのがマストだったんです。でもなかなかうまくいかなくて、すごいストイックにずっとやっていましたね」と撮影時のエピソードを紹介した。
近藤勲役を演じた中村勘九郎に対しては、2人とも「まあね……」と口ごもる。その理由について、裸になるシーンで局部を実際に露出して撮影に挑んでいたことを明かし、福田は「みんな本当に出してると思ってないみたいで。『モザイクかかっているのにやけに生々しく見えますね』って質問されるんですよ」と説明。また福田は土方十四郎役の柳楽優弥が、局部を露出した勘九郎との撮影で笑いすぎて何度もNGを出していたと暴露。福田は柳楽と勘九郎のシーンについて「(NGが多いので)『おい柳楽!』って言ったら、『だって目の前にちんこ出てるのにしゃべれないですよ!』って逆ギレされました」と語る。また福田は勘九郎の撮影シーンについて、局部を露出しない形での撮影も考えていたと説明しながら、「勘九郎さんが僕のところに来て。『銀魂ですよ! 出さないでどうするんですか』って直談判して。でも終わった後には『緊張しちゃっていい感じに見えないかもしれないから、その場合はCGで足してください』って言っていました(笑)」と述べ、観客の笑いを誘う。この発言に対し小栗は、「今後もし『銀魂』でなにかあったらみんな裸にならないといけないですよね。変なルールを作られましたよ」とコメントした。
最後に映画の続編となる「銀魂パート2(仮)」の製作が発表されると会場は大盛り上がり。コメントを求められた福田は「夏ぐらいから『台本書け、書け』って言われてたんですけど、最初は全然書けなくて。ようやく台本も書けて、僕的には満足できる脚本になりました。(12月に幕張メッセで開催される)ジャンプフェスタで何か発表ができるんじゃないかな」と観客にメッセージを送る。小栗は「『銀魂』は出演者が豪華ですし、お話も面白いものがたくさんあるので、なるべく自分の出番が少ないものを。本当に銀髪にはしたくないんですよ(笑)。でも皆さんに楽しんでもらえるものを作りたいと思っています」と締めた。映画「銀魂パート2(仮)」は2018年の夏休みシーズンに公開される。
テリー@Radiotalk公式トーカー @tellysandesu
まぁ、やるよね。
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