劇中の印象的なシーンという最初の話題で、早見が挙げたのは紅緒が
早見の相手役である宮野からはビデオメッセージが到着。印象的なシーンについて「最初に紅緒と出会い、『はいからさん』と声をかけるシーンは忘れられない」とコメントする宮野に、壇上の3人は「自然体で王子様だった」「現場が宮野さんの王子様感にザワザワしていた」と彼の王子ぶりを口々に語った。
「ここだけでも観る価値あり」と梶が語る紅緒の泥酔シーンに話題が移ると、早見は自身の飲酒エピソードを披露。かつて早見は、酔っ払って「ごめんなさーい」と言いながら自分の部屋に帰ろうとする母を介抱していたそう。しかし自身が酔っ払ったときに、同じく「ごめんなさーい」と言っていたことを恥ずかしそうに明かした。それを聞いた梶と櫻井から「紅緒感ある」と突っ込まれるも、早見は「でもその泥酔も含め、表情豊かな紅緒の芝居に、これまで(の人生で)経験したことを詰め込められました」ときれいに誤魔化すことに成功する。
舞台挨拶中には大和から届いたメッセージも読み上げられた。「男性監督ならではの迫力ある戦闘シーンに脱帽です」という言葉を始め、作画スタッフや音響監督、音楽担当など本作に関わるスタッフへの感謝に満ちたメッセージを贈り、最後に「今回ほど声優さんの力を痛感したことはありません」「まさに絵に命を吹き込んでくださった」と、宮野を含む声優陣4人の演技を絶賛。そんな大和と過去に対談した経験のある早見は「先生の心を知ることができてうれしい」と喜びつつ、「(先生は)とっても暖かくてチャーミング。ちょっと紅緒さんテイストがある方」と対面時の印象を語った。
そんな早見は最後に「『はいからさん』はずっと色あせない。老若男女、すべての人に何かを届けてくれるし、次の世代に届けたくなる宝物のような作品」と語る。さらに「後編でもまだまだ紅緒は暴れていきたい」と意気込み、後編への期待を煽って舞台挨拶は終了した。
「はいからさんが通る」は大正時代の東京を舞台に、活発でおてんばな“はいからさん”こと花村紅緒と、許嫁である陸軍少尉・伊集院忍との波乱万丈な恋模様を描いた物語。本作に続く「
※記事初出時、人名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
「劇場版 はいからさんが通る」
スタッフ
原作:
監督(前編)・脚本:古橋一浩
キャラクターデザイン:西位輝実
サブキャラクターデザイン・総作画監督:小池智史
背景デザイン・美術監督:秋山健太郎
色彩設計:辻田邦夫
撮影監督:荻原猛夫(グラフィニカ)
音響監督:若林和弘
音楽:大島ミチル
主題歌:「夢の果てまで」
アニメーション制作:日本アニメーション
製作:劇場版「はいからさんが通る」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画
キャスト
花村紅緒:早見沙織
伊集院忍:
青江冬星:
鬼島森吾:中井和哉
藤枝蘭丸:
北小路環:瀬戸麻沙美
花村少佐:石塚運昇
ばあや:鈴木れい子
牛五郎:三宅健太
吉次:伊藤静
※辻田の辻は1点しんにょうが正式表記。
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