「二人で少年漫画ばかり描いてきた」は、1977年に毎日新聞社より発刊、1980年には文藝春秋より文庫版が発売されていたが、現在はどちらも絶版に。ウェブサイト「復刊ドットコム」には多くの復刊リクエストが寄せられており、日本図書センターの自叙伝シリーズ「人間の記録」の第171巻として復刊されることが決定した。
作中では手塚治虫との出会いや映画漬けの少年時代、トキワ荘時代から青年マンガへの進出、少年マンガへの復帰までが記されており、主に藤子不二雄(A)が執筆、各章に藤子・F・不二雄のコメントが挟み込まれる構成となっている。
まさに「リアルまんが道」とも呼べるこのエッセイ、ファンならずともマンガ文化を理解するためには必携の1冊と言えそうだ。
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藤子不二雄の“リアルまんが道”。自伝的エッセイが復刊 http://natalie.mu/comic/news/show/id/25461