本作は、難攻不落の巨大刑務所・南波刑務所を舞台に、脱獄を目論む4人の囚人、シューゴ、ウノ、ロック、ニコとそれを防ごうとする最強の看守・双六一らの日常を描くアクションコメディ。原作マンガはcomicoにて連載中だ。
囲み取材に登場したのは、ジューゴ役の
汐崎は「衣装を着て通し稽古をしたあとは、自然に『ジューゴ!』とか『ニコ』とか、役名で呼びかけていて。原作のようにキャスト同士の関係性もできて、本番に向けてみんなのボルテージが上がっております」と笑顔を見せる。マンガ、アニメと展開してきた本作について、安川は「舞台では、マンガでは描かれていない部分あります。そこも楽しんでもらいたい」とアピールした。
また元々「ナンバカ」が好きだったという郷本は「疾走感のある作品で、最初から最後まで飽きずに楽しめると思う」と語る。しかし、この舞台で初めてコンタクトレンズをしたことを明かし、「コンタクトを入れるのが苦手で、まだメイクさんに入れてもらっている。恥ずかしいので千秋楽までになんとか自分で入れられるようにしたいです」と苦笑いを浮かべた。
「脚本の分量が普段書いている1.5倍ぐらいの長さになった」と話すのは、脚本家の川尻。「でも稽古してみたらいつもより短くなっていました。それぐらい疾走感のある作品。時間が立つのを忘れる舞台になったと思う」と自信を覗かせる。そして作品の見どころについては「歌、踊り、殺陣、映像など、いろんな要素があって、何でも入った“カラフルな幕の内弁当”みたいな作品です」と語った。
また「歌劇」というタイトルにちなみ、歌へのこだわりについて聞かれると、川尻は「前半に歌うシーンがありすぎて、みんなヘロヘロになるところが見どころです」と笑いを誘いつつ「お客様にも盛り上がっていただけるナンバーが多いのでお楽しみに」と呼びかけた。最後に赤澤は「キャラクターに合わせた個性的な歌やダンスが見どころ。“囚人の友”として間近で体感してほしいです」と締めくくった。
劇中では、優勝した囚人と看守は何でも好きな物をもらえるという、刑務所最大のイベント“新年南波一心共闘大会”と、その裏で巻き起こる看守長・百式百子の誘拐事件を軸に展開。赤澤は脱獄が唯一の趣味であるジューゴをスマートに演じつつ、仲間にも打ち明けられない秘密を隠し持ったミステリアスな部分も表現してみせる。北園は女好きのギャンブラー・ウノをクールに、汐崎は力自慢で食べることが大好きなロックを豪快に演じる。安川は刑務所の中でも楽観的に過ごすニコを無邪気に再現。郷本は連日連夜、脱獄を繰り返す4人の問題児たちに手を焼きながらも、最後には力でねじ伏せてそれを阻止する最強の看守・双六一を硬派に演じ、カラフルな個性を持つキャラクターたちを取りまとめる役を担う。
そのほか
舞台「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」は9月24日まで上演。なお本作のDVDが、12月20日にリリースされることも決定した。稽古風景や初日と千秋楽に密着したドキュメントの映像特典も収録される。
「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」
期間:2017年9月14日(木)~24日(日)
会場:Zeppブルーシアター六本木
原作:
脚本・演出:
キャスト
ジューゴ:
ウノ:
ロック:
ニコ:
三葉キジ:Kimeru
四桜犬士郎役:内海大輔
悟空猿門役:橋本汰斗
一声三鶴:
九十九:
ムサシ:宮元英光
リャン:
五代大和:
七夕星太郎:奥山敬人
双六仁志:野見山拳太
双六一:
百式百子:
ウパ:
関連記事
双又翔のほかの記事
関連商品
タグ
リンク
- 超!脱獄歌劇「ナンバカ」
- 超!脱獄歌劇「ナンバカ」公式 (@nanbaka_stage) | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
コミックナタリー @comic_natalie
舞台「ナンバカ」開幕、「何でも入った“カラフルな幕の内弁当”みたいな作品」 https://t.co/ZMLgSEZkFv https://t.co/n4IKQ6Noac