“母親業の卒業”を理由に、足かけ16年にわたった同紙での連載「毎日かあさん」を6月に終えた西原。「りえさん手帖」の中心となるのは、ド派手なおばさんファッションが印象的なキャラクター・りえさんだ。西原は「卒母もしたことですし、これからは自由な翼を得たおばさんたちの傍若無人ぶりを好きに描いてみようと思うんです」と同作の狙いを話し、「『毎日かあさん』がより図々しくパワーアップしたバージョンになるでしょう」とコメントしている。「りえさん手帖」は毎週月曜の朝刊に掲載される。
なお「毎日かあさん」の最終14巻は9月21日発売。最終回までの連載に加え、20ページの描き下ろしも収録される。
西原理恵子コメント
「りえさん手帖」のねらい
卒母もしたことですし、これからは自由な翼を得たおばさんたちの傍若無人ぶりを好きに描いてみようと思うんです。もう世間に対する恥とか、こう思われたら困るとか、あの人に悪く思われたらどうしようとか、そういうのはもう全部なくなりましたので。だから「毎日かあさん」がより図々しくパワーアップしたバージョンになるでしょう。おばさんが世間を滅多切りしていく。おかあさんはまだ「情け」があるんですけど、おばさんはもう情け容赦ないですからね。たいがいの生き死にも経験済みですし。
タイトルの由来
タイトルについては、私の育った土佐の港町では年上でも年下でも女性を「さん」づけで呼ぶ文化があったんです。先日、同郷のおじさんから「りえさん」って呼ばれて、そういえば昔はよく漁師のおっちゃん達にそう呼ばれていたのを思い出しまして、その親しみを込めて「さん」づけにする感じのニュアンスはいいなと。さらにちょっとレトロな雰囲気もほしかったので、「手帖」とつけてみました。
メインキャラ「りえさん」のファッションについて
りえさんのファッションについては、ヒョウ柄だったり、食い道楽のピエロみたいだったり、いろいろと変えていく予定です。ハワイに行ったときに、おばさん達がコッテコテのパーマで着慣れない服でめかし込んで歩いているのがかわいらしかったんです。ああいうのって、日本も韓国も中国も、各国共通ですよね。ああいう年に一度の晴れ着のおばさん、みたいな感じが理想です。
その他
他にどんなキャラクターが出てくるか、とかはこれからです。とりあえず動物はいっぱい出てきそう。もうね、52歳にもなるとそうそう新しいこともできませんから。新連載なんておだてられて調子に乗っていますけど、温かい目で見守っていただけたらと思います。
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- 毎日かあさんち - 毎日新聞
- 西原理恵子 (@riezo0608) | Twitter
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西原理恵子の新作は、ド派手なおばさんが大暴れ!「りえさん手帖」10月開始 - コミックナタリー https://t.co/MNLy6rwePY #誰かやめようって言わなかったんですか