2015年10月から11月まで東京・新橋演舞場にて初演が行われた「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」。単行本51巻から60巻に収録された「頂上戦争編」を大量の水が滝のように流れる中での大立廻りや、四代目
本日の会見には猿之助、脚本と演出を担当する
横内は初演について「稽古に入ったあとも、我々の、特に私の原作への理解不足もあり、ジャンプ編集部から……私は密かにGHQと呼んでるのですが(笑)、検閲があって。『このキャラクターはこういうふうには言わない』と指摘が入るんです。『でもこれ若い娘の役だけど、45過ぎたおじさんが演るんで……』なんてやりとりもありました。国内ですが、ちょっとした異文化交流だったと思います」と制作過程を振り返る。また初演から大阪公演までの期間の練り直しにより「作品に大きな変化が生まれた」とコメント。その理由について「例えば白ひげ海賊団と戦うキャラを、一緒くたに扱っていたんですね。ところが、幕が開いてみると、たったひと言のシャイン軍曹とか、本当に小さな役にまでファンがいて。手下1、2、3と並びで書いたのは大間違いだったんじゃないだろうかと気が付きました。ここはもう全部名前を挙げて、原作に立ち返り、役を考えてみようじゃないかと。結果、俳優たちも名前をもらって輝きを増してくれました」と語った。
尾田と話した際に「君は何をやってもルフィにしか見えない。だから大丈夫だ」とお墨付きを受けたという猿之助は「役の心さえちゃんと掴んでいれば、何をやったっていいという究極の教えをいただいたようです。共演のみんなも再演にあたり役を自分のものにしているので、その心を掴んだ上で、一緒に自由に羽ばたいていきたいと思います」と意気込む。また「ONE PIECE」の海外での実写ドラマ化が決定した件について記者から尋ねられると、猿之助は「自分のほうがいいという自信はあります」と不敵に笑いながらも、「どんなものが出来るのか楽しみではありますね」と期待を寄せた。
なお再演では、猿之助がシャンクス、
「スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』」の再演は10月6日から11月25日まで東京・新橋演舞場で実施。10月分のチケットは8月20日、11月分は9月18日より販売される。
「スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』」
日程:2017年10月6日(金)~11月25日(土)
会場:新橋演舞場
原作:
脚本・演出:
演出:
スーパーバイザー:市川猿翁
出演者
ルフィ、ハンコック:市川猿之助
白ひげ:
ゾロ、ボン・クレー、スクアード:
サンジ、イナズマ:
サディちゃん、マルコ:
ナミ、サンダーソニア:
アバロ・ピサロ:
はっちゃん、戦桃丸:
ベラドンナ:
ニョン婆:
ジンベエ、黒ひげ:
ニコ・ロビン、マリーゴールド:
マゼラン:
つる:
エース、シャンクス:
ブルック、赤犬サカズキ:
イワンコフ、センゴク:
「麦わらの挑戦」※通常公演と異なる出演者配役のみ
シャンクス:市川猿之助
サンジ、イナズマ、マルコ:中村隼人
ルフィ、ハンコック:尾上右近
ナミ、サンダーソニア、サディちゃん:坂東新悟
エース:平岳大
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