ドラマ「サチのお寺ごはん」谷村美月＆ボイメン水野らが作中の精進料理を絶賛

かねもりあやみ原作によるテレビドラマ「サチのお寺ごはん」の囲み取材が去る7月12日に赤坂で行われ、谷村美月、BOYS AND MENの水野勝と田村侑久、祭nine.の清水天規が登壇した。

エレガンスイブ（秋田書店）で連載中の「サチのお寺ごはん」は、原案協力を久住昌之、監修を料理僧として知られる青江覚峰がそれぞれ務めているグルメマンガ。恋や仕事に疲れたOL・臼井幸の日々が、イケメン僧侶・源導やその仲間たちと精進料理を作り、食べていくうちに少しずつ変わっていく様子を描く。

主人公の幸役を演じた谷村は、「こんなにご飯を食べるドラマは初めてだったので、どうすればいいか悩みました」と不安があったことを明かすも、「撮影が始まったら（撮影現場が）とても楽しくて、難しく考えずにやれました」と笑顔を見せる。幸に料理を教える住職・源導役の水野は、「普段はまったく自炊をしないので、料理の先生に教えてもらいながらたくさん練習しました。火傷をしてもがんばったので、料理シーンにぜひ注目してほしいです」とコメント。また本ドラマを「『いただきます』という言葉の大切さに改めて気付きました。周りの人や、普段当たり前に感じていることに感謝したくなる作品です」と紹介した。

田村は原作の感想を、「仏の教えを料理に例えて説明してくれるから、わかりやすいしためになる。読んでいて純粋に楽しかった」と語る。自身の演じる唐丸篤については、「（唐丸が）まさに自分だなという感じだったので、どう役作りをしたらいいんだろうと逆に悩んじゃいました（笑）」と述べた。精進料理を習いに来ている大学生・小木武徳役でドラマ初挑戦となる清水は、「ぎこちない部分もあるかもしれないが、いま自分にできることを全力でがんばった」と意気込みをコメント。普段から自炊する習慣があり、調理師免許まで持っているという清水。「どちらかと言えばお肉が好きだったんですけど、このドラマで野菜に興味を持ちました」と話し、「スイカには紫外線から肌を守ってくれる効果があるなど、野菜の知識も学べます」と作品をアピールした。

取材陣から印象に残った精進料理について質問されると、水野は「とうもろこしのすり流し」と即答。「素材の味が楽しめる優しい味で、美味しかったですね」と述懐した。「お麩じゃが」「巻きいなり寿司」とさまざまな精進料理の名前が飛び出すが、谷村が「お寺カレー」を挙げると、一同がこれに共感。「お肉の代わりに入ってた厚揚げがジューシー」「ズッキーニの食感もよかった」と盛り上がった。

撮影現場には原作者のかねもりも見学に訪れたという。挨拶をする機会があったという清水は「作品から感じていた印象と同じ、とても優しそうな方」と紹介。田村は「僕を産み出してくれてありがとうございます！」と伝えたと語り、「先生がTwitterで似顔絵を描いてくれていた。それがとてもうれしかったです」と話した。

テレビドラマ「サチのお寺ごはん」は、7月16日のNBS長野放送を皮切りに、メ～テレ、BS12 トゥエルビほかにて順次放送。主題歌は祭nine.が担当する。