舞台挨拶には、安達もも役の
会場に集った観客の熱い歓声を受けながら登壇した山本は「入った瞬間、鳥肌立ちました」と笑顔を見せる。続いて伊野尾が自己紹介をすると、場内からさらに大きな歓声が。すると「皆さんキャーキャー言ってくれて、ありがとうございます」とその声に応えた。また、ももの母親役を演じた菊池は、自分の名前が主人公と似ていることに触れ、「私は生まれたときから“桃子”なので、ももちゃんという名前は愛おしくて。お母さんとして参加できてうれしいです」語った。
映画の「5分に1度、恋の事件が巻き起こる!?」というキャッチコピーにちなみ、「一番の胸キュンシーンは?」という質問が。山本は「ももにちょっかいを出してきたカイリに向かって、とーじが『俺のだから』っていうシーン」と答えると、山本の隣にいたとーじ役の真剣佑は、山本の回答に「取られた」と困った表情を浮かべる。しかし、思い出したようにももとの病院のシーンを挙げ「とーじがももを助けるシーンはとても印象深くて。やったことのない演技だったので、楽しませていただきました」と話した。
山本の答えを受け、カイリ役の伊野尾は不満げに「僕としては切ないですね」とコメント。「しかもそのシーンを撮ったのはクランクアップの日。最後の最後にとーじに取られて撮影が終わってしまって……」と切なげに撮影を振り返った。また胸キュンシーンを聞かれた伊野尾は、もものスカートがめくり上がるシーンを挙げ、「あれは同世代の男子は絶対キュンキュンする!」と語り会場を笑わせた。
一方、悪女の沙絵役を演じた永野は「胸キュンじゃないんですけど」と前置きし、カイリに暴言を吐くシーンが楽しかったと暴露。「悪女の役は初めてなので、思いっきり言わせてもらいました。気持ちよかったー」とうれしそうに語る永野に対し、伊野尾は「言われてるこっちは楽しくないけどね……」と複雑そう。またキャスト陣のコメントを受け、神徳監督は「青春映画であり、ファッション映画であり、音楽映画でもある。全部ひっくるめてキュンキュンしてほしい」と語った。
続けて、登壇者全員で「隠されたギャップ」を診断する心理テストにトライ。舞台に心理カウンセラーの小高千枝が登場し、診断結果をその場で解説した。小高に「頑固で完璧主義、自分のペースを邪魔されたくない職人気質」と指摘された山本は「好きなものがあるとガーッなんですよ」と診断には納得の様子を見せる。一方「安心・安全・安定が基本。自己防衛心が強く、頭で考えるタイプ。寂しがり屋で臆病」と言われた伊野尾は、「つまらない人間ですね……」とがっかり。さらに「伊野尾さんの場合、自分の中でキャラを作ってるのでは?」と指摘されると、「それ、営業妨害ですよ! これからコンサートとかもあるのに」と口にした。
観客をバックにした記念撮影を終えると、山本は「こんなにキャーキャー言ってくれる作品に関わることができて幸せです」と感謝の言葉を述べる。そして最後の挨拶で、伊野尾が「今日いる皆さんと一緒に『ピーチガール』を盛り上げていけたらなと思います」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。映画「ピーチガール」は、5月20日より全国ロードショー。
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