第40回日本アカデミー賞にて優秀アニメーション作品賞に輝いた同作。早見が「おめでとうございます!」と満面の笑みで祝福すると、山田は「全然実感が湧かなくって。『ほんまかな?』って」と率直な感想を述べながら、「作品賞なので、(作品に関わった)皆さんでいただいたことになると思います」と感謝を語る。
受賞のニュースは、自身が所属する京都アニメーションの社内で聞いたという山田。「会社に来たお知らせのメールを読んでもらったんですけど、最後まで作品名が出てこなくって。『まだ待て、まだ待て。まだ違うかもしれない』と。京都アニメーションはもう1つ、部長がやっている作品があったので」と明かした。
収録現場について早見は「すごく濃密で。毎週毎週レギュラーで顔を合わせて録っていたわけではなかったんですが、とても結びつきが強かったと思います」と述懐。現場に訪れた山田も「ブースに入らせてもらうたび、すごく結束しているなと思いました」とうなずきながら、山田とはほぼ初対面だったというキャスト陣について「皆さんに対してすごくフラットに行ったんですが、皆さんもフラットに来てくれて。楽しかったです」と話す。すると早見は「作品もそんな感じですもんね。パーン!ってくるというよりは心にスルって入るような感じ」と返した。
中盤には、石田将也役の
ここで司会から、映画のBlu-ray / DVDの発売日が5月17日に決定したと発表される。Blu-rayの初回限定版にはスペシャルブックレットとキャラクターデザインを手がけた西屋太志描き下ろしによる特製ケースが付属し、映像特典として公開記念特番のロングバージョンが収録されることが明らかになった。
終盤、早見は同作について「『聲の形』というタイトルですが目に見えない形を取り扱っている作品なので、私自身も形にならないような感想があります。1人ひとり言葉にはできないけど、何か大事なものをもらったんじゃないかなと思える作品です」と述べる。山田は「とても素晴らしい原作でしたし、人生を懸けて制作にあたった作品でした。早見さん含め、『聲の形』を作ったスタッフみんなとの出会いが本当に素晴らしかったです。人生を懸けられる作品だったなと思います」と締めた。
映画「聲の形」はガキ大将だった小学生の石田将也が、転校生として彼の前に現れた聴覚障害者の西宮硝子と出会ったことから始まる物語。2016年9月17日に封切られ、新宿ピカデリーほかにて上映中だ。
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映画『聲の形』
原作:「聲の形」
監督:
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
設定:秋竹斉一
撮影監督:高尾一也
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:京都アニメーション
配給:松竹
キャスト
石田将也:
西宮硝子:
西宮結絃:悠木碧
永束友宏:小野賢章
植野直花:金子有希
佐原みよこ:石川由依
川井みき:潘めぐみ
真柴智:豊永利行
石田将也(小学生):松岡茉優
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