「バトルスタディーズ」の
「吉田尚記のコミパラ!」はニッポン放送のラジオ番組「今夜もオトパラ!」内のマンガ紹介コーナー。年間約500冊以上のマンガを購入する吉田が、マンガを1000冊以上所持しているという元千葉ロッテマリーンズの里崎にオススメの1冊をプレゼンするというものだ。
番組初のイベントとなったこのトークショーでは、PL学園野球部の9番ライトとして甲子園に出場経験を持つなきぼくろがモーニング(講談社)にて連載中の高校野球マンガ「バトルスタディーズ」にフィーチャー。同作ではあこがれの野球名門校・DL学園に入学した狩野笑太郎が過酷な寮生活や試合などを経て成長していく姿が、元PL球児ならではのリアルな描写で描かれている。
登場早々、吉田に身長体重を問われたなきぼくろ。「177cm、約70kgです」と答えるも、2006年のWBC日本代表の正捕手として世界一に貢献した里崎から「身長はいいけど、厚みが足りない」とプロ野球選手並みの体格を求められ、会場は笑いの渦に。里崎は「読んだことなかったけど、面白かったです」と作品に太鼓判を押す。かなり理不尽な先輩との上下関係が描かれている「バトルスタディーズ」に対し、吉田が「こんな独裁国家みたいな集落はない」と信じきれない様子を見せると、里崎は「いや、『あーわかるわかる!』って読んでます。どこの野球部も大まかなところは一緒です」と内容にお墨付きを与え、吉田を驚かせた。
そしてキャストが選んだ1コマを紹介する「バトルスタディーズ この1コマがすごい!」のコーナーへ。里崎は単行本4巻に収録されている「グラセン持ち場一覧」を挙げる。高校時代に体験した“グラセン”と呼ばれるグラウンド整備の思い出が甦ってきた様子で、「PLは外野は土ですか? 芝生と土? 僕のところ(鳴門工業高校)は外野も全部土だったんですよ! 超大変ですよ!」と切々と苦労を訴えると、なきぼくろも「全部土? うわっ!」と球児の“あるあるネタ”で盛り上がった。
またなきぼくろは単行本8巻に収録された、寮を脱走するために塀の上に立った登場人物たちが思いを吐露した「モアイの告白」を挙げ、「似たような経験があって。(PL学園の同期で現在広島カープの)小窪哲也と『今日こそ家に帰ろうか』と話してたんです。ただ『(帰ったら)グラセン誰がすんねん』と」と思いとどまったエピソードを明かした。その後もひとしきり高校時代の野球部秘話を語った里崎は「『バトルスタディーズ』は事実! ドキュメンタリーなんです」と観客に訴えかけた。吉田から「週刊連載と野球部、どっちがきつい?」と問われると、なきぼくろは「野球部です……。マンガ家は水が飲めるし……」と冗談めかして答える一幕も。そしてマンガ家としての目標を聞かれ、「1億部売る」とキッパリ。「いまは言うと笑われますけど、一貫して言ってます」と力強く宣言した。
続いて見事なスイングをCMで披露し話題になったタレントの稲村亜美が登場。会場でもシニアリーグで鍛えたスイングを披露した。イベントの終盤は「稲村亜美 VS 里崎・なきぼくろ 神スイングは世界一の配球を読めるのか!」と題し、ピッチャー・なきぼくろ、キャッチャー・里崎のバッテリーで稲村のスイングに応戦するコーナーも。最後にサインボールのプレゼントも行われ、イベントは幕を閉じた。なお本日12月2日放送の「今夜もオトパラ!」でも、「吉田尚記のコミパラ!」内で「バトルスタディーズ」が紹介される予定だ。
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- 今夜もオトパラ AM1242 FM93 ニッポン放送
- 吉田尚記のコミパラ! | カルチャー情報サイト「yoppy」
- バトルスタディーズ / なきぼくろ - モーニング公式サイト - モアイ
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里崎智也、なきぼくろの体格に「厚みが足りない」と指導!“グラセン”トークも - コミックナタリー https://t.co/0eTbMc6F8U