「空の箱庭」の主人公は、7年間付き合っていた男と別れたばかりのOL・駒場。駒場は失恋の傷を癒すために親友であるチャコの元を訪れるが、彼女は謎の失踪をしていた。しかしそこはチャコの親族と名乗り、保育士だという同居人・池ノ上がおり……。やむを得ず駒場と池ノ上は、ひとつ屋根の下で暮らすことになる。
舞台版のキャストには篠原彩、武井駿、
以前から河内の作品の舞台化を熱望していたという鐸木は、「河内さん描く人間たちが愛おしくてたまりません。その人間像や心情は、時に『現実感』というエッジが効いていて胸を抉られる思いがしますが、しかし温かみがあり、人間の臭いがします。そして、男性陣らが好みのタイプでなりません」とコメント。成島は「のぞき見るという感覚がぴったりな、息遣いまで感じられるギャラリーでの上演です」と、舞台への期待を煽った。
鐸木のすりコメント
「いつか河内遙さんの作品を舞台でやりたいんですよ。」と成島さんに大言壮語を吐いてしまったのがきっかけでした。まさかこんなことになるなんて。
大学時代に河内さんの作品と出会いました。
河内さん描く人間たちが愛おしくてたまりません。その人間像や心情は、時に「現実感」というエッジが効いていて胸を抉られる思いがしますが、しかし温かみがあり、人間の臭いがします。そして、男性陣らが好みのタイプでなりません。
私は舞台の上で、血の通った人間が観たいと思います。河内さんの作り上げたキャラクターたちに血を巡らせたい。そんな思いで彼らの言葉を書きました。
私の心情なんてどうでもいいですね。
どうぞ彼らの生き様を観に来てください。
成島秀和コメント
駒場さん、池ノ上くん、チャコ、北沢さん、浜田山くんの、稀に見るにっちもさっちもいかない時。藁をもすがりたい時。人生の苦みとどうしようもなさを凝縮したようなこのお話に、僕は今すこし救われています。
のぞき見るという感覚がぴったりな、息遣いまで感じられるギャラリーでの上演です。
信頼できる5名の俳優たちと、血が通った、生々しい作品にしていきます。
どうぞご期待ください。
「空の箱庭」
期間:2016年12月2日(金)~6日(火)
場所:新宿眼科画廊スペース地下
原作:「空の箱庭」(
脚本:鐸木のすり
演出:成島秀和
出演:篠原彩、花戸祐介、三澤さき、森田陽祐、武井駿
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