試写会では舞台挨拶も行われ、すず役を務めた
その後コトリンゴは「悲しくてやりきれない」と、エンディングテーマ「たんぽぽ」をピアノの弾き語りで披露。片渕は感動の面持ちで「完成までに6年かかった映画ですが、その6年分の思いが込み上がってきた気がします」とコメントし、のんも「心臓をぎゅっとつかまれたみたいになりました。息を忘れてしまうほどすごかったです」と続けた。
最後に片渕監督は映画を鑑賞する観客に向けて、「映画に映っているすずさんの周りの世界は、(実際に)見られないだけでいつまでもそこにある場所のような気がします。今日はその場所に皆さんをご案内しますので、すずさんと一緒にご飯を空を見上げたり、風に吹かれたりしてみてください」とアピール。そしてのんが「普通に生活するとか普通に生きるっていうことが、その普通ってことが幸せなんだなと心にくる映画です。どんなことがあっても生きる日々が巡ってくる、その大切さを感じられます。ぜひエンディングが終わるまで観ていってください!」と挨拶しイベントを締めくくった。
「この世界の片隅に」は11月12日よりテアトル新宿、ユーロスペースほかにて全国ロードショー。戦時中の広島県呉市で、18歳にして嫁ぎ先の一家を支える主婦となったすずを軸に物語が展開される。
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楊(やん) @yan_negimabeya
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