登壇者を知らされていなかった女子中高生たちは、2人の登場に大歓声をあげる。最初の挨拶で小松は「プレッシャーは原作ものに付きものだと思うんですけど。台本を渡されたときにキャストの方々の名前を見て、一番最初に自分の名前があるのは初めてだったので、それに重みを感じました。がんばらなきゃという気持ちと、キャストの方々に負けたくないという気持ちと」と率直な思いを明かした。
恋愛映画で初主演となる菅田は「僕も壁ドン、顎クイを家で練習していたんですが、今回全くなく……」と話して観客の笑いを誘い、「でも自分らしいラブストーリーの映画ができたと思っています」と満足げな様子を見せた。またコウの役作りについて問われると「山戸(結希)監督が、いまの女子中高生と同じ感覚を知っている人なんです。皆さん(女子中高生)が学校で『あの人カッコいい』とか『こんなことしてた』とかキャッキャって盛り上がるようなことを現場で監督に言われて、それを体現していく感じでした」と語る。具体例として「夏芽が転校してきて、僕が窓の外を見ているというシーンがあるんですけど、監督から絵的にここ(首)の筋を見せたい、と言われて」とエピソードを話すと、女子中高生たちは一斉に頷いて共感を示す。
そしてキャストの2人や来場者が◯×のフリップで質問に答えるコーナーに突入。「本作の撮影は大変だった」という問いに、小松と菅田は間髪入れず◯のフリップを上げる。「◯じゃ足りないくらい。◎です」と小松が断言すると、菅田も「奇遇だね、俺も!」と同意。「海のシーンのために、大阪まで行って5mくらいの深さのプールで練習をしたんです。(小松が水中に)沈めなくて、重しを付けたんですけど、そうしたら浮き上がるのがすごく大変で……」と実感たっぷりに撮影エピソードを披露する。これを受けて菅田も「(小松が水中で)進まなければ浮いてもこないから、『この子は水の中で何がしたいんだろう』って」と笑いながら振り返った。
次の問いは「付き合うならコウちゃんだ」。「俺もこれに答えるの?」と菅田が戸惑っている間に、小松はサッと×のフリップを掲げる。菅田はそれに苦笑しつつ「うーん難しい……でも“付き合う”だから……俺は◯かな」と答え、「自分が女子だとして。仮に結婚するとしたら、ちゃんと幸せになれるのは大友だろうなと。ただ付き合うというハプニングとかアドベンチャー感を楽しむとしたらコウちゃん」と◯の理由を説明した。小松は「大変だと思いますよ……。好きになるぶんにはわかるけど、付き合うのは……」と意見を述べる。会場の女子中高生にも回答を求めたところ、×のフリップを上げる人のほうが多く、小松は納得の表情を浮かべた。
イベントの締めくくりの挨拶で菅田は「今日は皆さんの生の声を聞けて、より10代の人に観てほしいと思いました。いろんな感想があるなかで、熱量が伝わってくれたのがわかって、僕はすごくうれしかったです。簡単な映画ではないですけど、一生に一度の2人の神話のようなラブストーリーってなかなかないと思う」とアピール。小松も「今日来てくださった女子中高生の皆さんは、『溺れるナイフ』を観ていただきたい年齢。映画の2回目って落ち着いて、違う視点でも観れたりするので、ぜひまた観に行ってほしいです」と語りかけ、イベントは幕を閉じた。映画「溺れるナイフ」は11月5日より、TOHOシネマズ渋谷ほか全国でロードショー。
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