魔夜ですら「生きている人間が、死んでる人間には無理でしょうが、表現できるとは思いませんでした」とコメントを発表した本作。パタリロの衣装に身を包んで会場に現れた加藤は「『パタリロ!』は(舞台のオファーがあるまで)読んだことがなかったんですけど、読んでみて結構な衝撃を受けまして。人間離れしたパタリロを、自分がどう演じるんだろうという不安はあった」と語る。しかし「魔夜先生とお話しさせていただく機会がありまして。そのときに『60%くらいの力でやれば大丈夫だよ』『あなただったらできると思う』とお言葉をいただけたので、もうやるしかないって覚悟はできました」と魔夜からのお墨付きに自信を得たことを明かした。
またカサカサと擬音を立てつつ、目にも止まらない速さで足を動かすゴキブリ走法など、パタリロ独特の動きに話が及ぶ。公演がまだ先なため、登場するかわからないと前置きをしながらも「(ゴキブリ走法で走るパタリロは)カサカサいってますからね。僕、最初にゴキブリ走法を見たときに『これどうするんだろう』って……やっぱり思いましたよね。そんなに速く足を動かせないし……」と戸惑いの表情。「でも演出の
続いて、パタリロに扮する自らのビジュアルについて「眉毛をどうするかっていう問題が出まして」と笑いを誘う。眉毛の太さが特徴的な加藤だが、パタリロはデフォルメされた描写の際は眉が消えるほどの細眉。「僕は眉を潰したり消したりするのかと思ってたんですけど、スタッフさんたちが『せっかく加藤諒が演じるんだから眉は残したい』と。不安もありましたが、ビジュアルが解禁されたときに周りの方には『眉毛が気にならないくらいの完成度』と言ってもらえたので、よかった!となりました」と安堵した様子を見せる。「パタリロの眉毛は細いほうがいいという方もいると思うんですけど、まあそこは役者の腕で。眉が気にならないくらいのパタリロを演じられたら」と意気込んだ。
そして「佐奈(宏紀)くんのマライヒは美しいですよね」と感嘆。「佐奈くんと初めてお会いしたとき、佐奈くん自体がもうキレイで。でも彼、声が低いんですよ。そこがどうなるのかすごく楽しみ。バンコランのツネくん(
最後に加藤は「自分が演じるからには、自分らしさを入れていきたい。自分の武器であるダンスとか身体表現とかが出てきたりすると思うので、そこもがんばりたい。初座長にして、国王という役なので、男だらけのカンパニーを統一できるような、みんなについてきてもらえるような座長になりたい」と抱負を述べ、謁見は幕を閉じた。
舞台「パタリロ!」は12月8日から25日まで、東京・紀伊國屋ホールにて上演。脚本は
「パタリロ!」
期間:2016年12月8日(木)~25日(日)
会場:紀伊國屋ホール
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