1989年に旧版の単行本が発売されて以来、長らく絶版となっていた
「逆光の頃」はコミックモーニングおよびモーニングOPEN(ともに講談社)にて連載された、思春期の少年が持つ不安定さ、儚さを描いた叙情的な作品。「バカドリル」や「オッス!トン子ちゃん」などとは趣の異なったタナカ初期の名作だ。
また巻末にはタナカと吉田アミ、復刻を企画した石原進吾氏による鼎談が収録されており、デビューの当時の話や連載を始めるきっかけ、影響を受けた作家について語られている。
なお吉田は8月24日から5回にわたり、佐々木敦主宰のレクチャー・スクール「BRAINZーCULTURE COMPLEX SCHOOL」でマンガの講義を行う。現在参加者を募集しているので、マンガ評論に興味のある者は参加してみてはどうだろう。受付は14日まで。
タナカカツキのほかの記事
タグ
リンク
- 逆光の頃 新装版 - 太田出版
- BRAINZ
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
マンガブックス @MKALR_
@MKALR_
https://t.co/CBBdxVnaGs