男子高校生・内海と瀬戸が、放課後に会話するだけの本作。菅田は「僕と池松くんが座ってしゃべっているだけの映画。完全にDVDで観る感じのこの映画を、こんなにでっかいスクリーンで観に来てくれたお客様が大好きです!」と言い放ち、池松と大森は苦笑い。しかし「皆さん次第で続編も可能になるかもしれません」と続け、会場を沸かせた。
池松と菅田は「セトウツミ」以外にも「ディストラクション・ベイビーズ」「デスノート Light up the NEW world」と共演作が続く。撮影やプロモーション活動で多くの時間をともにする中、互いの印象に新たな発見はあったか?と聞かれるも、池松は黙り込んでしまい、菅田は思わず「なんかあるやろ!」と一言。すると池松は「とてもいい俳優と一緒に仕事ができてよかったです。でも『あいつら離せ』みたいになって、しばらく(共演は)ないと思うんですけど。(セトウツミの)続編があればやりますけど、ないなら(共演も)ないかもしれない。またどこかでお会いしたいなと」と淡々と話し、菅田から「死んだみたいだな」とツッコまれていた。
また本作のキャッチコピー「喋るだけの青春」に自身の高校時代を当てはめるなら?という質問には、極真空手をやっていたという大森監督が「傷だらけの青春」、中条が「『チャリンコだけの青春』ですかね、自転車通学だったので」と回答。高校時代の9割5分を主演作「仮面ライダーW」が占めていたという菅田は「残りの5分は1年間だけ入っていた部活のアメリカンフットボール。でも1年生は部室に入らせてもらえなかったので、『体育館裏の青春』でした」と青春時代に思いを巡らせる。
池松も「野球漬けだった」と切り出すが、「でも協調性のないメンバーが集まってしまったんで、練習に行かず部室にずっといました。練習始まる前も、休憩中も。夜遅くまで部室で横になっていましたね」と振り返ると、司会者から「ということは、『部室だけの青春?』」と問いが。菅田からも「『暗がりだけの青春』じゃないですか?」と尋ねられると、池松は「そういうことですかね」とはにかんだ。
最後には大森監督が「日本を代表する若手スター2人が人を殴ったりもせず、セックスもせず、ただ座ってるだけのものすごい贅沢な映画なので、この贅沢さを味わってください」と映画をアピールした。
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