成敗したいのはポイ捨て?高杉真宙、横浜流星が戦う舞台「闇狩人」明日から

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坂口いく原作による舞台「闇狩人」が、明日5月13日に東京・天王洲の銀河劇場にて開幕する。本日5月12日には囲み取材が行われ、間武士役の高杉真宙、我竜京介役の横浜流星、三枝将役の鈴木勝大、陣内力役の荒井敦史、皇静馬役の丸山敦史、そして演出の深作健太が登壇した。

左から丸山敦史、鈴木勝大、高杉真宙、横浜流星、荒井敦史。

左から丸山敦史、鈴木勝大、高杉真宙、横浜流星、荒井敦史。

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1988年から1990年にかけて月刊少年ジャンプ(集英社)にて連載され、“現代版・仕事人”と話題になった「闇狩人」。舞台版では卑劣な悪人たちを、ユニークな武器で成敗していく闇狩人たちのアクションが大きな見どころだ。ステンレス製の定規などを駆使する高杉は、「僕はそこまでアクションも多くないので、ひとつずつ丁寧に見せられたら」と前置きしつつも、「定規を刀っぽく逆手に持ってやっていて、普通の殺陣とは違うので苦戦しながらがんばってます」と、苦労を語る。

左から丸山敦史、鈴木勝大、高杉真宙、横浜流星、荒井敦史、深作健太。

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横浜が操るのはけん玉。「僕はずっと空手をやってきて、素手なので、何か物が入ってるとすごい難しいんですよね。観た方に『こんな戦い方をするんだ』って、びっくりしていただけたらうれしいですね」とアピールしていた彼は、「普通にけん玉はできるんですか?」という記者からの質問に「できます!」と即答。「2年前にある作品でけん玉をやってたので、そのときにいろいろ練習して。今回もそれが生かされてると思います」と、特撮ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」にて、けん玉が得意なトッキュウ4号/ヒカリ役を演じていた経験知を覗かせる。

映像を使用したアクションが横浜と同じく多いという鈴木は、大きなギターピックを取り出して「真宙とかが定規でやってて大変そうな中、僕はピックを投げるとみんなが勝手に倒れてくれるんで、楽させてもらって申し訳ないなって(笑)」と笑わせ、「でも映像も入って、カッコいい見た目になっていると思います」と見どころをコメントした。また荒井が「今日、5月12日が僕が演じる陣内力の誕生日らしくて」と言うと、横の横浜をはじめキャストたちから「おめでとう!」と拍手が贈られる。微笑みつつ荒井は「この中では下から2番目に若いですけど、若いなりに体を駆使して、舞台上をかけ回れればと。やってやります!」とはつらつと声を張る。

「闇狩人」ゲネプロより。(撮影:宮川舞子)

「闇狩人」ゲネプロより。(撮影:宮川舞子)[拡大]

敵役を演じる丸山は荒井のコメントを受け、「(荒井とは)10歳離れてるのに身体を駆使してなんて言ってるので、僕はもっと駆使しなきゃいけないんですけど(笑)」と笑いつつ、「平成生まれの4人が立ち向かう昭和生まれの僕なんですけど、しっかりとしたボス役として存在できていたらなと思います」と意気込みを見せた。

演出を務める深作は、15歳のときに原作を読んでいたという。「30年近く経った今演劇にできて。真宙くんと出会ったのも、彼が15歳のときだったんですね。そうしたご縁もありつつこうして初日を迎えられるのはうれしいこと。流星くんはじめ皆さん演技力はもちろんのこと、身体能力をすごく評価している俳優さんなので、映像や光も駆使しつつ、壮大なドラマになっていると思います。これが最後のアクション演出のつもりでやっております」と並々ならぬ情熱を語っていた。

「闇狩人」ゲネプロより。(撮影:宮川舞子)

「闇狩人」ゲネプロより。(撮影:宮川舞子)[拡大]

また悪を成敗する今作にちなみ、「最近成敗したいって思ったものは?」と聞かれると、横浜は「ルールを守らないっていうものは嫌ですよね……ポイ捨てとか、電車に割り込んでくるとか……」としみじみと述べ、それに高杉も「うん、それくらいかな……」と同調。丸山に「かわいいなあ」とツッコまれつつも、高杉は「でも、そういうところから悪って大きくなっていくんだと思います」と語る。また荒井は「小屋入りしたときに白いベンツに轢かれかけまして、あの悪は成敗したいなって思いました(笑)」と間一髪のエピソードを明かした。

高杉と横浜はともに1996年生まれの19歳。プライベートでも仲の良い2人は今作が本格的な初共演となる。横浜は「同い年の真宙と、素敵なキャスト、スタッフさんと『闇狩人』を作ることができてうれしく思っていて、1カ月間全力でやってきました。1人でも多くの方に観ていただいて、何か感じていただけたらうれしいです」とコメントし、高杉は「いつもは顔合わせのとき緊張するんですけど、今回はお久しぶりですって言える方が多くて。こんなに知っている方が多い現場で主演させていただけるのが幸せなことだなと思います。1カ月間練習してきたことが、本番で出せたらいいなと思います」と熱意を覗かせた。銀河劇場での公演は5月22日まで。その後福岡・北九州芸術劇場大ホール、大阪・森ノ宮ピロティホールを巡演する。

なお月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)では、坂口いくが原作・絵コンテを、細川真義が作画を務める「新闇狩人」が連載中。また高杉はWebマンガ情報サービス・Pingaにて、連載コラム「友だち ほしすぎ まひろ」を発表している。こちらも併せてチェックしてみては。

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舞台「闇狩人」

期間:2016年5月13日(金)~22日(日)
会場:天王洲 銀河劇場

期間:2016年5月28日(土)
会場:北九州芸術劇場大ホール

期間:2016年6月11日(土)・12日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール

原作:坂口いく
脚本:鈴木哲也
演出:深作健太
出演:高杉真宙横浜流星鈴木勝大荒井敦史、丸山敦史、稲垣成弥森田彩華市瀬秀和中村誠治郎 ほか

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TAO @tao_marsray

成敗したいのはポイ捨て?高杉真宙、横浜流星が戦う舞台「闇狩人」明日から - コミックナタリー https://t.co/cTgxZjgJ1u 以前同じタイトルの漫画があったなあって、ロゴ一緒だーってその漫画が原作か!しかも今絵師違いで連載してんの!うわわわ(*'ω'*)

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