編集者の赤田祐一、ライターのばるぼらによる共著「消されたマンガ」の情報を改定したものが、「定本 消されたマンガ」と改題され、彩図社から文庫として発売された。
2013年に発売された「消されたマンガ」では、人種差別、著作権問題、事実誤認などのさまざまな理由で市場に出回らなくなったマンガを紹介。ロボトミー手術を描き問題になった手塚治虫「ブラック・ジャック」の1エピソードや、長谷川町子「サザエさん」で一家が乗っていた船が沈没し、漂流した島で原住民に食べられそうになってしまう回など、“封印作品”を60タイトル以上ピックアップ・解説した。
この文庫版では、2013年に「消されたマンガ」が刊行されたのちに回収、修正などがなされたマンガの情報を追記。「マンガと事件の周辺年表」にも項目が多数追加されている。
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あの作品はなぜ“なかったこと”になったのか?「消されたマンガ」が文庫化 - コミックナタリー
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