2015年10月から11月にかけて上演された「IRREGULAR ~2つの頂上~」は、舞台「弱虫ペダル」シリーズの第7作目。
イベントには廣瀬、北村をはじめ、小野田坂道役の
北村は「ジーンときちゃう」としみじみしながら「(大野瑞生演じる)修作は出てる時間はすごく短いけど、その密度がすごく濃い。序盤で一番汗かいてるし、改めて今見て素敵だなと思いました」と大野を賞賛。それを受け大野は照れながらも、「初めての『ペダル』(への参加)だったので、こんなにキツいんだって思わなかった」と振り返る。さらに「最初は“熱量”っていう言葉の意味自体がよくわからなかった。『もっと熱く』って言われても、どうしたら“熱く”なるんだろうってずっと悩んでたんです。でも最終稽古でシャトナーさんに『回せ!回せ!回せ!回せ!』っていきなり言われて、それをやったときに、アツいっていうのは気持ちの問題だけじゃなくて、体全部で表現するものなんだなってわかって、そこからやりやすくなった」と続け、感覚を掴んだときのエピソードを披露した。また映像を見ながら章平は「あの田所パンの車に乗ってるシーンが本当に苦手で」と苦笑い。そんな彼について郷本は「章平は今痩せてるけど、田所のために役作りで13キロ太ってたんだよ」と事実を明らかにした。
続いてはファンから寄せられた質問に答えるコーナーへ。「好きなシーンをモノマネで教えてください」というお題に対して、それぞれ懸命にモノマネに挑戦していく。中でも廣瀬はカーテンコールの「恋のヒメヒメぺったんこ」で小越の跳躍力が1人だけ高いことを指摘しつつモノマネして会場を沸かせる。小越も「小野田くんテンション上がりすぎて全力でやりたくなっちゃうんです」と解説しながらも再現しようとするが、準備体操をしていなかったためあまり跳躍力は伸びず。「わかった!今、小野田じゃないからだ!DVD見てください……」と苦笑いしつつ、イベントにふさわしくDVDを宣伝する。また廣瀬は「じゃあ一緒にやろうよ」と北村を誘い、2人でもう一度「ヒメヒメ」を踊ってみせると、客席からは拍手が沸き起こり、大いに盛り上がりを見せていた。
最後に北村は「自分にとってすごく大切で思い入れのある作品はたくさんあるけど、その中でもやっぱり特別な作品で。僕ら今回ダブル座長でやらせてもらって、こうしてちゃんとも、廣瀬智紀と2人で、(巻島、東堂キャストのそれぞれ)2代目で座長をやらせてもらえてすごく感慨深かったです」と挨拶。廣瀬は「この公演は自分自身、つらいこともたくさんあったけど、背中を押してくれたのは仲間たちですし、スタッフさんももちろん、何よりお客様がこの舞台を楽しみにして待っててくれたので。そういうものに支えられて公演を成し遂げることができました。小越勇輝を中心に新世代が動いたので、新世代の応援をお願いします。また原作の応援も一緒にしていきましょう」と締めくくり、廣瀬と北村は巻島と東堂の印象的なハイタッチのシーンを再現して、イベントは幕を閉じた。
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