すぎむらしんいち「ディアスポリス」、松田翔太主演で映画＆ドラマ化

リチャード・ウー脚本によるすぎむらしんいち「ディアスポリス－異邦警察－」のドラマ化と映画化が決定した。主演は松田翔太が務める。

「ディアスポリス－異邦警察－」は、2006年から2009年までモーニング（講談社）で連載され、第14回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門審査委員会推薦作品にも選出された作品。東京にある密入国者だけの秘密の自治社会を舞台に、弱き者を助ける“裏警察官”久保塚早紀の活躍を描く。

全10話となるドラマ版は、MBS、TBSの“ドラマイズム”枠にて4月より放送。この“ドラマイズム”枠は、「深夜食堂」「闇金ウシジマくん」などを放送していた深夜ドラマ枠に名称がついたもの。「ディアスポリス－異邦警察－」はその第1弾として選ばれた。ドラマ版の監督は冨永昌敬、茂木克仁、真利子哲也、熊切和嘉の4名が務める。また映画版は熊切が単独でメガホンを取り、2016年夏に公開予定。

映画・ドラマともに主演を務める松田は、原作を連載当時からリアルタイムで購読し、「もし映像化することがあれば絶対に自分が主人公・久保塚を演じたい」と熱望していたという。この発表にあたっては「このような作品に参加できて、心から嬉しく思います。この作品を通して4人の映画監督と一緒に撮影をしながら、色々なアイディアを頂ける僕にとっては本当に幸せな現場でした」とコメントを寄せている。