第61回小学館漫画賞の受賞作品が発表された。一般向け部門には
「海街diary」は月刊flowers(小学館)にて不定期連載中。鎌倉を舞台に、新たな家族を迎えた4姉妹の共同生活を描き、2015年には綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが姉妹を演じる実写映画も話題を呼んだ。「海街diary」とのW受賞となった「Sunny」は親元で暮らせない子供たちのための施設・星の子学園を舞台に、少年たちの成長を描いた物語。2010年から月刊IKKIにて発表され、同誌の休刊後は月刊!スピリッツ(ともに小学館)に発表の場を移したのち、2015年に完結。
少年向け部門の「ハイキュー!!」は週刊少年ジャンプ(集英社)に連載されているバレーボールマンガで、TVアニメ2期「ハイキュー!! セカンドシーズン」が目下放送中のほか、舞台化も果たしている。少女向け部門の「俺物語!!」は、別冊マーガレット(集英社)で連載中のラブコメディ。いかつく不器用ながらも純情な男子高校生の剛田猛男を軸に描き、2015年にアニメ化および実写映画化された。
児童向け部門を受賞した「ウソツキ!ゴクオーくん」は2011年から別冊コロコロコミックSpecialで、2012年からは月刊コロコロコミック(ともに小学館)で連載。ウソをもってウソを制すダークヒーロー・ゴクオーくんの活躍を描いている。
第61回小学館漫画賞の審査委員はあらいきよこ、角田光代、かざま鋭二、かわぐちかいじ、弘兼憲史、ブルボン小林、細野不二彦の7名が務めた。受賞者には中野滋によるブロンズ像「みのり」と、賞金100万円が授与される。
第61回小学館漫画賞受賞作品
児童向け部門
吉もと誠「ウソツキ!ゴクオーくん」
掲載誌:別冊コロコロコミックSpecial、月刊コロコロコミック(ともに小学館)
少年向け部門
掲載誌:週刊少年ジャンプ(集英社)
少女向け部門
原作/
掲載誌:別冊マーガレット(集英社)
一般向け部門
掲載誌:月刊flowers(小学館)
掲載誌:月刊IKKI、月刊!スピリッツ(ともに小学館)
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伊勢むく(雑誌の漫画家) @mukuise
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