会場には金木研役の
好きな場面を振り返るコーナーでは、抽選で選ばれた村田と吉田の選んだシーンを上映。村田はカネキがリゼに襲われるシーンを挙げ、「原作を読んでいて、ここのシーンを見たときに『このマンガ読み続けるわ』と思った」と話す。また「動く舞台装置と豪華なプロジェクションマッピングで、とんでもないシーンができあがった。原作の中でも鉄骨が落ちてくるシーンが好きなんですけど、そこをどう表現するのかとワクワクしていたら、まさかの物理できた!と思って」と興奮気味に語り、「落ちる速度も裏方の方が何度も練習されていた」と裏話を明かした。宮崎は「俺、あのシーンではパネルを動かしてるから見たことない」と残念そうにつぶやくと、話は役以外の裏方エピソードに。中でも鈴木は錦として出演する以外はずっとパネルを動かしていたことから、「パネル職人」と呼ばれていたという。
一方の吉田は、四方とウタが静かに会話を交わすシーンをピックアップ。このシーンについては「『充さん、こうしましょう』とか話すことは一切なくて。四方とウタもそんなことは話さないだろうし。それでも成立したから、もう一度見たいなと思って選びました」と理由を語る。村田は「お芝居ってできるだけ間を潰すじゃない。でもあえて何もしない時間を使わせてもらえたので贅沢だった。小劇場のお芝居っぽかった」と振り返ると、鈴木は「触発されました」と深く頷いていた。
またキャストがお互いについて語るコーナーでは、宮崎が君沢に「カネキとヒデがデートを妄想するシーンではアドバイスをいただいて」と感謝を述べると、小越と宮崎がそのシーンを再現する流れに。ボツになったというカネキが女役、ヒデが男役を演じる寸劇をリクエストされると、小越は「かわいくやればいいんでしょ!」と嫌々ながらも見事に役に入り込んで水族館デートのネタを披露してくれた。人見知りの激しかった小越は、最初はなかなか宮崎と打ち解けられなかったと語るが、今では毎日連絡を取り合う仲だという。小越は「カネキとヒデみたいな関係を築きあげることができてよかった」と満足そうに語った。
舞台「東京喰種トーキョーグール」は今年7月にAiiA 2.5 Theater Tokyoと京都劇場で上演。Blu-ray&DVDは11月に発売されたばかりだ。
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- 舞台『東京喰種』 ~ 2015年7月 東京・京都にて上演
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伊勢むく(雑誌の漫画家) @mukuise
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