テニミュ山吹、新渡米&喜多の新シーンは編集部監修のもと展開!青学校内戦も

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許斐剛「テニスの王子様」を原作とした「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs山吹」が、本日12月24日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて幕を開けた。初演前には、同会場にて公開通し稽古が行われた。

(左から)千石清純役の森田桐矢、桃城武役の眞嶋秀斗、越前リョーマ役の古田一紀、亜久津仁役の川上将大。

(左から)千石清純役の森田桐矢、桃城武役の眞嶋秀斗、越前リョーマ役の古田一紀、亜久津仁役の川上将大。

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リョーマと亜久津の試合シーン。

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3rdシーズン第3回となる本公演の舞台は都大会決勝。青学はダブルスが強いことで有名な学校・山吹に挑む。2ndシーズンでは「青学vs聖ルドルフ・山吹」として凝縮して描かれたストーリーが、今回は山吹戦にフォーカスして紡ぎ直された。またミュージカル初登場のキャラクターとして新渡米稲吉、喜多一馬のペアも出演。彼らが青学の河村&不二と戦うダブルス2の試合は原作にはないシーンだが、ジャンプスクエア編集部の監修のもとで新たに描かれた。山吹との試合シーンのほかにも、青学レギュラー陣による練習試合も展開。リョーマと不二、手塚と桃城が、それぞれ戦いを繰り広げる。

千石がソロ曲を歌唱するシーン。

千石がソロ曲を歌唱するシーン。[拡大]

「青学vs山吹」で使用されている楽曲は全17曲。そのうち青学レギュラー陣がオープニングで披露する楽曲や、亜久津のソロ曲、聖ルドルフが氷帝戦を前に歌唱する楽曲、山吹のテーマ曲、南&東方の地味'Sによる楽曲、地味'Sと対戦する大石&菊丸のゴールデン・ペアによる楽曲など、7曲の新曲もお披露目された。もちろんリョーマvs亜久津戦の楽曲など、既存の人気曲も歌唱される。またカーテンコール曲は前公演までの「ニュー・ウェーブ」に代わり、新曲「シャカリキ・ファイト・ブンブン」が披露された。観客と一緒に踊る演出も用意されているので、来場予定者は事前にYouTubeにアップされている動画を見て、振り付けを覚えてみては。

通し稽古後に行われた囲み取材には、青学より越前リョーマ役の古田一紀、桃城武役の眞嶋秀斗、千石清純役の森田桐矢、亜久津仁役の川上将大が登壇。古田は「今回の公演は亜久津とリョーマの試合があるんですけども、自分が原作を読んでいたときにすごく感動した試合なので、演じることによって自分が初めて読んだときの気持ちをお客さんに伝えられたらと思っています」と意気込みを見せる。一方、眞嶋は「桃城は不動峰のときはレギュラー補欠で、聖ルドルフのときはダブルス、そして今回はついにシングルスで、しかもこれまで越前が取っていたシングルス3というポジションで試合に出ます。なので青学内での立場を確立させて、桃城は強いんだっていうところをお客さんに見せたいです」と、自身のキャラクターに触れ説明した。

南&東方の地味'S。

南&東方の地味'S。[拡大]

見どころを問われると、古田は「今回の公演は楽しいところはすごく楽しくて、グッと絞まってるところはすごく緊張感のある試合で、1公演の間でいろんな気持ちになると思います」とアピール。また「やっぱり亜久津って、こんなんいたら個人的にはすっごい怖いですけど(笑)」と川上を見上げつつ、「リョーマはそれにも臆せず立ち向かっていく姿がすごく素敵だと思いますので、そこがひとつ見どころだと思います」と話した。続けて眞嶋は「前作の聖ルドルフ公演にはなかった、青学らしい校内戦のシーンが盛り込まれています。戦闘態勢に入ってぐっと力を込めるよりも、あっけらかんとして楽しく、でも競い合うことでお互いを高め合って、結果的に明るく楽しい強いチームになっていくのが青学だと思うので、青学の校内戦のシーンは見どころのひとつです。あと新曲を最初にやるんですが、映像とマッチしていて、はじめからワクワクするような曲になっているので、楽しんでいただけたら」と青学について語る。

森田は「なんといっても千石桃城戦。くせ者の桃城とくわせ者の千石。駆け引きのある試合なので、原作に忠実にやりたいと思っています。あと千石の曲は楽しい曲で僕も大好きなので、楽しんでいただければと思います」と自身の試合シーンをピックアップ。川上は「3rdの亜久津はすっごい悪いです」と凄みをきかせ、「もともと原作の亜久津も不良ですごい悪いので、そこを前面に出していこうと思います。また亜久津のソロ曲が新曲になったのでそこが見どころですね。迫力見せます」と意気込む。さらに「新渡米、喜多という新しいキャラクターが増えまして。原作ではあまり詳しいことが載っていないキャラですが、今回の公演でどんなキャラかわかると思います」と、8人となった山吹に自信のほどを伺わせた。

新カーテンコール曲「シャカリキ・ファイト・ブンブン」を踊るリョーマ役の古田一紀。

新カーテンコール曲「シャカリキ・ファイト・ブンブン」を踊るリョーマ役の古田一紀。[拡大]

また森田は新アンコールソング「シャカリキ・ファイト・ブンブン」について「とても楽しい感じの、踊れる曲になっています。みなさんと一緒に踊って楽しめたらと思います」とコメント。最後に古田は「今日はクリスマスイブですね。そして今日はリョーマの誕生日でもありまして、記念すべき日に公演するんですけど。また明日はクリスマスだし、31日は大晦日ですし、三が日、節分、バレンタインも公演があります。年末から年始の行事を総ざらいしていて、その度に楽しいことが起こると思いますので、楽しみにしていてください」と締めくくった。

「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs山吹」は、本日より12月27日までTOKYO DOME CITY HALLにて上演されたのち、大阪、愛知、福岡、宮城へと地方巡回。そして2016年2月12日よりTOKYO DOME CITY HALLにて東京凱旋公演を行う。

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ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン 青学vs山吹

東京公演
期間:2015年12月24日(木)~12月27日(日)
会場:TOKYO DOME CITY HALL

大阪公演
期間:2015年12月30日(水)~2016年1月10日(日) 
会場:大阪メルパルクホール

愛知公演
期間:2016年1月15日(金)~ 1月17日(日) 
会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

福岡公演
期間:2016年1月29日(金)~1月31日(日) 
会場:キャナルシティ劇場

宮城公演
期間:2016年2月6日(土)~2月7日(日) 
会場:多賀城市民文化会館 大ホール

東京凱旋公演
期間:2016年2月12日(金)~2月21日(日)
会場:TOKYO DOME CITY HALL

キャスト

〈青学〉
越前リョーマ:古田一紀
手塚国光:財木琢磨
大石秀一郎:石田隼
不二周助:神里優希
菊丸英二:本田礼生
乾貞治:田中涼星
河村隆:滝川広大
桃城武:眞嶋秀斗
海堂薫:佐奈宏紀
堀尾聡史:志茂星哉
加藤勝郎:篠原立
水野カツオ:晒科新

〈山吹〉
南健太郎:北川尚弥
千石清純:森田桐矢
亜久津仁:川上将大
東方雅美:辻凌志朗(※「辻」はしんにょうの点がひとつが正式表記)
室町十次:仁科祐二
壇太一:佐野真白
新渡米稲吉:登野城佑真
喜多一馬:蒼木陣

〈聖ルドルフ〉
赤澤吉朗:中尾拳也
観月はじめ:宮城紘大
柳沢慎也:尾関陸
木更津淳:佐藤祐吾
野村拓也:佐川大樹
不二裕太:大原海輝
金田一郎:上村海成

原作:許斐剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ・コミックス刊)
オリジナル演出:上島雪夫
演出:本山新之助
音楽:佐橋俊彦、坂部剛
脚本・作詞:三ツ矢雄二
振付:本山新之助、上島雪夫

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(c)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト (c)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

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伊勢むく(雑誌の漫画家) @mukuise

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