来場者が手にしたオレンジ色のサイリウムが会場を埋め尽くす中、客席後方から登場した土屋は「今、オレンジの宇宙を歩いてきたような気持ちで感動して震えていて、ちゃんと伝えられるかわからないんですけど……。橋本監督、翔、須和、貴ちゃん、萩田くん、アズ、あとはここにいらっしゃらないスタッフさんやキャストさんと一緒に、愛情を込めて撮影しました」と挨拶する。原作のファンでもあったという橋本は、本作を監督することに対しプレッシャーを感じていたと語りながら、「よく言われることですが、映画っていうのは我々の力だけでは99%までしか完成しないんです。お客さんの元に届いて初めて100%完成する。そういった意味で今日が本当の意味の完成だと思っています」とその思いを口にした。
6人で揃うのは久々だというメインキャスト陣。初号試写を見終わった後、出演者に会いたくなったという山崎賢人は「翔は10年後にはいないので、映画で初めて10年後のみんなの姿を観たとき、自分としてより翔として感情移入してしまって、号泣してしまいました」と明かす。竜星は「撮影時は制服で会っていたので、私服で集まると同窓会みたいだね」とコメントした。
イベントの後半にはキャスト勢が3組のペアに分かれ、徐々に膨らむ風船を用い、身振り手振りで表現したお題を当てるジェスチャーゲームを実施。キャスト陣が「体育祭」「花火」などのお題を次々と言い当てる中、最後回答者の土屋は山崎賢人のジェスチャーをなかなか読み取れない。あわや風船破裂かと思われたが、キャスト陣や来場者からの助けを得て、コブクロが担当した主題歌のタイトルでもあるお題の「未来」をなんとか言い当てた。
最後に土屋は「この映画は愛情、魂、願い、祈りを込めてみんなで演じました。でもまだこの作品は生まれていません。公開される12月12日まで、皆さんの愛情に後押ししていただいて踏ん張っていきたいと思います」と述べ、イベントを締めくくった。「orange」は16歳の女子高生・高宮菜穂のもとに10年後の自分から手紙が届き、彼女が恋をした成瀬翔を救うため奮闘するSFラブストーリー。映画は12月12日に全国東宝系にて公開される。
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