TVドラマ化がアナウンスされていた、
「モンタージュ」は、1968年に東京都府中市で発生した「三億円事件」の謎に迫るミステリー。ヤングマガジン(講談社)にて、2010年から2015年にかけて連載され、単行本は全19巻が刊行された。
あらぬ殺人の容疑をかけられ、全国を逃走して回る主人公の鳴海大和役は
福士蒼汰コメント
台本、および原作を読んだ感想
原作は、内容はもちろん、登場人物も非常に多くて、少し難しかったというのが第一印象です。普通の青少年マンガより、かなり読み応えがあって、いろいろと考えさせられ、続きが気になる展開でした。台本は、全19巻の原作マンガの内容を濃縮してまとめ上げています。原作同様、少し複雑な部分もありますが、僕のような若い人間が演じることによって、“三億円事件”を知らない世代の方々にも見やすい内容になるのではないかなと思っています。ドラマは“三億円事件”を知らない方々にも、“エンターテインメント作品”としてご覧いただける内容になっていますし、もちろん“三億円事件”を知っている世代の方々には、細かいディテールまで深く考えていただける重厚感のある作品になっています。幅広い世代の方々に、一人一人違う見方をしていただき、楽しんでいただけると思います。
演じる鳴海大和というキャラクターについて、また芝居で心がけている点について
大和は、退屈な生活に不満を抱えている普通の青年ですが、“三億円事件”をきっかけに、“その謎を追う”という道が開けた瞬間から、どこへ向かうにも一歩踏み出していく勇気を身につけていきます。実際に演じる上では、普通の青年が何かに踏み出す勇気を持つということを表現することが難しいと感じています。例えば、普通の青年ではなく、特殊な人物であれば、思い切った演技や行動をしても、“ちょっと変わった人物だから・・・”ということで片付けられるのですが、大和はあくまで普通の青年で、ヒーローになりすぎてもいけないので・・・。その上で、鳴海大和という人間味も出していかなければならないので、自分の中でバランスを取りながら演じています。
ご自身が、主人公・鳴海大和に共感するところはありますか
もし僕が大和と同じ立場になったら、あそこまで勇気を持って行動できないと思います。強いて言えば、無駄に正義感があるところが共通点かもしれないです(笑)。それでいて、その正義感をヒーローっぽくは見せたくないと言いますか、大和も僕も照れ屋でシャイなんだと思います(笑)。
実際の三億円事件に対するイメージについて
“三億円事件”という名前だけは、何となく聞いたことはありましたが、実際にどんな事件だったのか、ほとんど知らなかったです。白バイ隊員に変装した人物が、一人で現金輸送車を襲うなんて、ありえないと思いましたが、実際に起こった事件なんですよね・・・。本当に不思議な事件だと感じています。
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